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大泉洋、“北海道が生んだ大スター”の声に「本当のことを言われても」と笑顔  映画『こんな夜更けにバナナかよ』札幌舞台あいさつ

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11月20日(火)、北海道・札幌シネマフロンティアにて映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の上映会が行われた。舞台挨拶には主演の大泉洋のほか、高畑充希、三浦春馬、メガホンをとった前田哲監督が登壇した。

『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』は、渡辺一史氏のノンフィクション『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』(文春文庫刊)を原作とした映画。難病・筋ジストロフィーに羅患した鹿野靖明氏と、彼を支えるボランティアたちの不思議な関係を描いた物語だ。映画では、鹿野靖明氏と同じ北海道出身の大泉洋が演じ、ボランティアスタッフの田中役で三浦春馬、美咲役で高畑充希、高村役で萩原聖人が出演している。


『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』大泉洋 (C)2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会



今回の上映会は、12月28日(金)の公開に先駆け、物語の舞台でありロケ地にもなった北海道・札幌で開催。劇場に大泉・高畑・三浦・前田監督が登場すると、客席からは大歓声が。地元でもある北海道での舞台挨拶ということで、司会に「北海道が生んだ大スター!」と紹介されると、大泉は「ありがとうございます!北海道が生んだ大スターだなんて、毎回本当のことを言われても(笑)緊張するばかりですね」と応える。さらに「札幌でオールロケをした本作が初めて(札幌の)みなさんに観ていただける日がきて、なんだか少しグッときました。鹿野さんがどんなことを思って日々必死に生きていたのかを気楽に観ていただきつつ、何かを感じ取ってもらえると嬉しいです」と、やや感極まった様子で挨拶。

高畑は「(役柄で)北海道が生んだ大スターの介助をしました!夏にロケをしましたが、食べ物もおいしいし空気もきれいで、いいところばかりで移り住むなら北海道だなと思いました。この空気感がギュッと映画に詰まってるかなと思います。ぜひ楽しんでください!」とコメント。三浦は「北海道が生んだ大スター!の大泉さんのすごさを、撮影現場で毎日見ていました。大泉さんにご挨拶に来るお客さんが毎日必ずなにかお土産を持って、たくさん来ていて……(大泉さんが)大司教のようでした」と“大スター”なエピソードを語った。すると大泉は「よくみなさん陳情にいらっしゃいますね。千歳空港を歩いていた時なんかは、次から次へと新商品を持ってくる方が現れて(笑)。ぜひお願いします!と言われて、全部味見したりして」と面白エピソードを明かし、冒頭から会場を爆笑させていた。

前田監督は「みなさんの厚いご協力のもと、無事に作品が完成しました。鹿野さんの部屋での撮影は、実際に鹿野さんが住んでいたお部屋をお借りして撮影しました」と振り返る。そして、「また、今日もいらっしゃっていますが、鹿野さんのお母様にも協力していただきました。先ほど大泉さんとも会ってもらいましたが、スクリーンを観ていたら大泉さんが自分の息子さんのように見えてしょうがなかった、と言っていただき、よかったなと思いました。ぜひ今日は楽しんでください」と鹿野氏の母親の話も交え、札幌での撮影や作品内容をアピール。

鹿野氏が実際に暮らしていた札幌に、映画が完成したタイミングで戻ってきた気持ちを聞かれると、大泉は「札幌に戻ってきた感想ですか? 私しょっちゅう戻ってくるんですけど。今回は寒いな、くらいですかね……」とコメント。しかし、続けて「実際に北海道で生活されていた鹿野さんを演じられたのは、不思議な縁を感じましたね。鹿野さんは、いろんな不安があってよく眠れなかった方だと聞いていたので、夜に『水曜どうでしょう』とかを観ていたんじゃないかな、という気がなんとなくしています。番組でよく騙されていた男が、自分を演じることになっているとは、鹿野さんも思わなかったんじゃないかな」と心境を語った。

また、“実在の人物を演じるにあたり心掛けてたこと”を尋ねられると、大泉は「鹿野さんは、ぱっと見ワガママに見えるのですが……演じてみて思うのは鹿野さんが言っていたことはそんなにワガママではなくて、普通の人と同じように生活がしたかったんだなと思います。その部分と、映画としての見え方との兼ね合いをうまくつけるのが難しかったです」とも告白。

一方、思い出に残っているエピソードを聞かれた三浦は、「毎日が本当に楽しかったです! 大泉さんがセッティングしてくださってスタッフ・キャストのみなさんと、ジンギスカンやシカ肉のしゃぶしゃぶなど(北海道らしい)ごはんに行けてよかったです」と述懐。すると、すかさず前田監督が「ごはんの話だけじゃなくて撮影現場についてはもっと無いの?!」とツッコミ。大泉が「ラストシーンあたりの朝の美瑛でのシーンなんか……」とアシストすると、三浦だけでなく高畑も「あのシーンは忘れられないですね」と同調していた。全員がかなりの量を何度も走ったというこのシーンについて、高畑は「(朝早くて)すごく眠たくて。でも景色がきれいなことを心の支えに何度も撮影したラストシーンがあったのですが、完成した本編を観たらまったくそのシーンが無くて!本当にこの監督は……って思いました」と、語尾を強くしてしまうほど思い出深かったことを明かす。前田監督は「同じシーンで大泉さんは、『俺は何度でもできるよ!大丈夫だ!』とものすごくポジティブなんです。その一方でひとりだけプンプン!としてる人がいたんです(笑)」と振り返る。大泉が「僕は正直動けない役で、電動車イスなので何往復でもできるんですよ。それに付いてこなきゃいけないこの子(高畑)本当かわいそう……」と話すと、高畑は「しかもちょっと坂だったんですよね。結構大変で何回も撮ったので、ちょっと怒ってたけど……」と本音をぽろり。大泉、三浦、前田監督は「やっぱり怒ってたんだ」「あれ怒ってたね」と爆笑していた。

最後に大泉は「これから初めて北海道のみなさんにご覧いただきますが、いつもは楽しんでもらえればいいやと思うだけのところ、この映画に関して言うと鹿野さんのような障がいを持った方たちが、よりよい環境で住めれば素晴らしいことだなと思います」とコメント。続けて、「彼らが求めていることは、僕たちと変わらず普通に生活することだとも聞きました。この映画を機に、そんな方々の想いも知っていただけるといいなと思います。それでもこの映画は本当に堅苦しくなく、ゲラゲラ笑っているうちに終わるような気楽な映画です。面白かったらSNSにそれぞれに宣伝してください!『洋ちゃんサイコー』とかファンっぽくない感想でぜひ書いて広めてください!(作品を)楽しんでください!」と呼びかけていた。

『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』は12月28日(金)より全国ロードショー。

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