3月19日、「せろりんね」(登録者数24万人)が「実家を出ました。今までずっと言えなかったことを全て話します。」と題した動画を公開しました。
他人の物差しで自分の行動をゆだねていた
せろりんねは自作PCの組み立てや機器のレビューを投稿しているガジェット系YouTuberで、昨年12月から約3カ月間活動を休止していました。今回は自身の心境を告白するとともに、実家を出る決断をしたことを明かしました。
19歳で専門学校を1年で辞め、25歳の現在まで定職に就くことなくYouTuber一本でここまでやってきたというせろりんね。しかし、実家ぐらしで洗濯や食事などは親に任せっきりで、「家族に甘えて過ごしてた自分が嫌」になったと語ります。一方で、「とにかく他人にどう思われているかとか、世間的にどう思われているか」を気にする性格のため、動画制作に疲れてしまい、
何もよくわからなくなって動画制作ができなかったこともあったし、かれこれその状態が3年ぐらい続いていました
とも打ち明けます。
過去に2度1人暮らしを試みたものの、最初の引っ越しは「世間体や他人にどう思われているのか」を気にしたもので、「他人の物差しで自分の行動をゆだねて」「自立した気になっていた」と振り返ります。
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今回の3度目の引っ越しは「自分の意志」だと強調するせろりんね。25歳になった今、
自分の未来を考えたときに、自立した人間になっていて楽しく人生を送れていればいいなって思っているので、そのために今立派になろうと決意をして引っ越しをしまして。(中略)総じて言えるのは、自分を成長したいと強く思っているので、引っ越しをして家を出るっていう決断に至りました。
と語ります。
数年前からパニック障害を患っていた
YouTube活動については、当初は登録者数や再生数が伸びるのを楽しんでいたそうですが、視聴者が増えるにつれてセクハラコメントが増えた上、自身が誤った情報を発信したせいで物議を醸すことも。
それが一因となって、ガジェット系を「本当に好きなのかな」と疑い始めたといい、「動画制作を続けると、いつかYouTubeに絶望しそうで怖かった」と振り返ります。他人の物差しで自身の価値をはかっていたため、「ちょっときついコメントが来ただけで、自分の存在を否定されている気分になることも度々あった」とも打ち明けます。
そんなせろりんねですが、現在では
自分が好きになったものを素直に好きでいようって気持ちになることができました
と前向きになれたそう。