top_line

野球!サッカー!スポーツ最新ニュースをまとめ読み

詩集「村においでなさい」より三編

幻冬舎ゴールドライフオンライン

自然や孫、亡き夫へのあたたかくまっすぐな気持が詰まった、瑞々しい65の詩。※本記事は、正木ふゆみ氏の書籍『村においでなさい』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。

【前回の記事を読む】詩集「村においでなさい」より三編

第二章 枯れ木

村の小川

その源流は奥の村のその奥の杉の木立(こだち)の間に

ポットン ポットン 数滴落ちる岩清水

広告の後にも続きます

それは赤ん坊の叫喚みたいに命の初めのようで

数滴が集まり細い水の流れを作る

それはやっと歩き始めた幼子の一歩のようで

だんだん水の流れを作り始める

それは自己主張をする子どものようで

右や左の谷川水を誘い込み川になっていく

  • 1
  • 2
 
   

ランキング

ジャンル