■自然にその時感じたままに演じていました
田鶴は、周りの人の幸せをとにかく願い続けている人。自分が大切にしているものは絶対に守り抜く、誰にも譲らないという意志の強さがありますし、相手がどう思っているかは分からないけれど、田鶴としては家族や友達、周りの皆に幸せを与えたいという、ひたむきさがある人でした。
5カ月近く演じてきたので、今では田鶴が身体に染みついています。田鶴だったらこうするかな、と意識して演じるというよりも、衣装を着て現場に行ったら田鶴の気持ちになっているので、自然にその時感じたままに演じていました。こんなに長期で一つの役を演じた経験はなかったので、ここまで感覚的に演じられたのも初めてな気がします。
私にとって初めての大河ドラマで、緊張も楽しさもあり、思い出いっぱいの作品になりました。これからもまだまだ作品は続くので、今後は一視聴者として楽しみたいと思います。