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高齢の銀行強盗が「刑務所に入りたい」 行員に差し出した丁寧すぎるメモが話題に

Sirabee

生活に困窮する高齢者が、食うに困らない生活のため、あるいは配偶者から逃げたい一心で事件を起こし、「刑務所に入りたい」と訴えるケースが増えているという。

このたびは、アメリカ・ユタ州の男の奇妙な逮捕劇が注目を集めている模様だ。同国の『Yahoo News』や『nbc』が報じている。


■丁寧に書かれたメモ

話題になっているのは、ユタ州ソルトレイクシティのドナルド・サンタクロース(65)。彼は6日の午前中、市内の『ウェルズ・ファーゴ・バンク』に入ると、行員のひとりにあるメモを差し出した。

「こんなことをしてしまい、ごめんなさい。私は強盗です。1ドル札をいただければ助かります」と書いたメモだったという。


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■「逮捕されたいんです」

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それを読んだ行員は冗談だと思い、「どうぞ」と言って1ドル札をドナルドに手渡すと、「早く出ていって」と追い払おうとした。

すると男は「そうじゃないんです。逮捕されたいので警察を呼んでください」と哀願。警察が到着するまでの間、大人しく椅子に座った。行員たちは全員が別室へ避難。男は凶器などは持っておらず、この事件によるケガ人はいない。


■「刑務所に入りたかった」

警察が到着すると、ドナルドは奪った1ドル札を返し、強盗の現行犯として逮捕された。取り調べにも素直に応じ、そのなかで「あらかじめ計画し、犯行に及びました。逮捕され、刑務所に入りたかったからです」と話したという。

詳しい理由はまだ明らかにされていないが、ドナルドは収容されたソルトレイク郡メトロ刑務所からも、あっけなく保釈されている。


■投獄されたい理由は他にも

同様の事件は2016年にも、ミズーリ州のカンザスシティで起きていた。ローレンス・ジョン・リップルという70歳の男が銀行強盗を決行。行員に「銃を持っている。金を出せ」と書いたメモを見せると、3,000ドル(約40万円)を受け取った。

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