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井上真央“悠依”と佐藤健“直木”の愛おしい時間…「ボーナスタイム」のような最終回<100万回 言えばよかった>

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井上真央“悠依”と佐藤健“直木”の愛おしい時間…「ボーナスタイム」のような最終回<100万回 言えばよかった>

井上真央が主演を務める金曜ドラマ「100万回 言えばよかった」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系) の最終回となる第10話が3月17日に放送された。事件が解決して姿を消した直木(佐藤健)が再び悠依(井上)の前に。ファンタジーとして幸せにあふれた結末となった。(以下、ネタバレがあります)

■悠依と直木の最後の時間

同ドラマは、運命だと思った相手を突然失った主人公・相馬悠依(井上)と、悠依の恋人で不可解な事件に巻き込まれて幽霊になった男・鳥野直木(佐藤)、なぜか直木が見えてしまうために2人の運命に寄り添わざるをえない刑事・魚住譲(松山ケンイチ)を中心に描く。

数奇な運命に翻弄(ほんろう)されながらも奇跡を起こそうとする3人が織り成す、“切なくて温かい”ファンタジーラブストーリーだ。

最終話は、2023年3月17日午前7時2分から始まった。起床した悠依は、事件が解決して成仏したはずの直木が部屋にいることに気付いて驚くも、喜んだ。譲を通さずとも会話ができ、触れることもできるのだ。

「最後の時間?俺もよく分からん」と言う直木。だが、「最後にこうして話したかったし。一緒にメシも食いたかったし」とのあと、「で…やっぱり…」とつぶやき、愛おしそうに悠依の頬に触れ、そっと抱きしめた。一番はやはり互いの“温もり”を感じることだった。

■「ずっと見てた~い」と譲

最後の時間で“思い残し”を全部やることにした2人が、最初に選んだのは、譲と会うこと。

悠依からの突然の呼び出しに心配した表情で駆け付ける譲の前に、直木が現われる。きれいな二度見をして目をこする譲。さらに悠依が直木に抱きついたことで叫び声を上げて驚いた。

かつて「あなた(直木)のことを好きな彼女(悠依)が僕は好きなんだ」と言った譲。これまでのように自身が通訳とならずに悠依と直木が会話する姿を見て、「いや~、ずっと見てた~い」とほほ笑んだ。

そして譲が仕事のため帰ろうとすると、「仕事終わったら来てよ」と直木が誘う。「だって二人のほうが」と遠慮する譲だったが、「寂しいこと言うなよ」と言われると「じゃぁ、ちょっとだけ?あとで?行っちゃう?」と顔をほころばせた。

悠依と直木が得た奇跡的な時間は、苦しいときに助けてくれた譲がいてこそでもあるのだ。

■直木が結衣に伝えたかった言葉は…

悠依のしたいこと、そして直木が心残りだった両親と弟のことなどを解消し、夜、再び集まった悠依と直木、譲。直木が作ったオムライスを食べ、ゲームをして楽しんだ。そこで直木は、悠依のことを譲に託そうとした。だが、悠依は勝手だと怒り、「私は1人でもピンピン生きていけます」と言った。

この言葉は、過去に悠依が絵本「100万回生きたねこ」の感想として発したことにつながる。絵本は、愛した白いねこが亡くなり、主人公のねこは100万回泣いたあとに静かに動かなくなるというストーリー。悠依は「100万回泣いたら、そのあとは元気でピンピンに生きていってほしい」と言い、直木は言葉にはしなかったが、そんな悠依が好きだったのだ。

悠依の提案で譲と2人で話す時間をもった直木は、悠依を託そうとしたことを謝りつつ、「あなたに救われた」と感謝を述べた。不思議ながら強い縁でつながった直木と譲の最後の時間も温かかった。

そして、タイムリミットが迫っていると思われる夜10時37分。悠依は直木を思い出の海辺へ誘った。リアルタイム視聴していた視聴者にとっては現実の時間と同じという心憎い演出だった。

直前に絵本を読んでいた譲は心配しながら、悠依に「白いねこはどっちですか?」と問い掛けた。「私にとっては直木です」とはっきりと答えると、譲は「帰ってきてください」と告げ、悠依はうなずきながら「帰ってきますよ」と返した。

絵本で何度も生まれ変わったねこが、たった一度だけ愛した白いねこ。第1話で直木が「悠依は白いねこ」と言う場面があり、互いのことをどれだけ愛していたのか感じられる展開だ。

ラストは海辺で、直木が「愛してる」と何度も伝え、直木は姿を消した。そしてふと聞こえたへたくそな口笛に悠依は笑い、歩き出した。悠依が前を向いてちゃんと進んで行くことを予感させた。

これまで描かれてきたことがつながってたどり着いた最終話。ドラマならではの奇跡の時間だが、何気ない幸せや伝えることの大切さなど得られることは多く、温かな感動に包まれた。「#金ドラ100よか」がTwitterのトレンド入りし、「この最終回自体がまるでボーナスタイム」「ボーナストラックみたいな最終回」「幸せなシーンばかりで1時間楽しく見れた」「切なくも幸せの時間だった」といった感想が寄せられた。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

 
   

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