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トヨタWEC、開幕戦を完勝スタート。優勝7号車の小林可夢偉「最高の気分。ワンツーは望みうる最高の結果」

motorsport.com 日本版

 アメリカ・フロリダ州で行なわれたWEC開幕戦セブリング1000マイルの決勝レースは、TOYOTA GAZOO Racingの7号車GR010ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)が優勝。チーム代表でもある小林は、開幕戦勝利に最高の気分だと語っている。

 WECは2023年シーズンから参戦メーカーが増加。ハイパーカーで新規参戦するフェラーリや、LMDh規定で参戦のポルシェ、キャデラックと昨年よりも賑やかなグリッドとなった。

 予選ではそのフェラーリの新型499Pを走らせる50号車がポールポジションを獲得。いきなり昨年王者のトヨタを退けてきたことに注目が集まった。

 ただ、決勝レースでは序盤のセーフティカー中に50号車がピットインを選んだことで、トヨタが主導権を得ることに。ペース面でも一日の長があり、フェラーリなどよりも優れた速さを見せ、トヨタ7号車と8号車の一騎打ちの形となった。

 最終的には2秒差で7号車がトップチェッカー。トヨタは7号車と8号車のワンツーフィニッシュという最高の形でWEC2023年シーズンをスタートさせた。

 チーム代表でもある小林可夢偉は、セブリングでの勝利に最高の気分だとコメント。ただ、ライバル勢を過小評価してはいけないと、今後に向けて気も引き締めていた。

■小林可夢偉

「このレースで勝つことができて最高の気分ですし、TGRチームオーナーである豊田(章男)次期会長、また佐藤(恒治)次期社長を含む日本で支えてくれた皆様をはじめとして、サポートしてくれた全ての方に感謝いたします。TOYOTA GAZOO Racingファミリーは今シーズンへ向けた準備のために本当に一生懸命、努力をしてくれました」

「昨日の予選はとても大変でしたが、力強く復帰することができ、全員の努力によるワンチームという我々の哲学を示せました。1-2フィニッシュは望みうる最高の結果ではありますが、まだ激戦が予想される今シーズンが始まったばかりです。今日の決勝で我々は勝つことができましたが、ライバル勢を過小評価してはなりません」

「今日は経験が助けてくれましたが、今季はライバルからの挑戦に立ち向かうことになるでしょう。我々もさらに強くならなくてはなりませんし、戦いは激しさを増すことになります。チャンピオン争いは本当に面白いものになるでしょうし、その中に居られるのはとても嬉しいことです」
 
   

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