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【大人の広島旅・尾道編】海と坂道と踏切と町屋。人と自然、新しいものと古いものが共存する街並みを歩く

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【大人の広島旅・尾道編】海と坂道と踏切と町屋。人と自然、新しいものと古いものが共存する街並みを歩く

しかもこの小路、カフェを通らず商店街から直接中庭のほうへ入っていけちゃうんですよ。尾道に古くからある町屋の様子を、旅行で訪れた人にも地元の人にも知ってもらいたいという思いから改装を重ね、現在の姿に落ち着いたんですって。

小路を通り抜けてたどり着いた先には、とっても素敵な本と音楽のお店「紙片」が待っています。

【懐かしくも新しい「町屋」の魅力再発見!】

ゲストハウス「あなごのねどこ」はドミトリー形式の宿泊施設。基本的に宿泊客は共有スペースと二段ベッドを利用することになりますが、個室もいくつかありました。

この個室の内装がまた、めちゃくちゃオシャレなんです。純和風の家屋の中に、ビビッドな色合いのイラストがバーンと描かれているのがカッコいい!

「あなごのねどこ」は先述の「尾道空き家再生プロジェクト」のメンバーで運営されているそうなのですが、そのスタッフの職業は建築士や職人、デザイナー、アーティスト……と多岐に渡っています。

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内装ももちろん、そうしたスタッフの方々が手掛けたもの。多様な人々がつくりあげた懐の深さがそのまんま、この施設の魅力につながってるのかも。

【レトロなのに新しい街並み】

「あなごのねどこ」見学の後は、自由散策。港に沿うように伸びる商店街と路地を、特に目的を持たず歩いてみました。

まず気になったのは、自家焙煎のコーヒーショップがめちゃくちゃたくさんあること。しかもどこもおしゃれ!! 広島県の観光課の方にうかがってみると、若い世代の移住者が開店しているケースが多いのでは、とのこと。

また、古い商店の外装をそのまま活かした新しいお店がたくさん見つかるいっぽうで、昔ながらのお店もちゃんとその佇まいを残して存在しているのも印象的。

お風呂屋さんかと思いきや中華料理屋さんだったり、果物屋さんをのぞいたら名産の「柑橘類」しか並んでいなかったり、目に飛び込んでくるお店がどこも気になっちゃう。

むかーし歩いたことがあるような気がする、けど、ワクワクするような新しさに満ちている。そんな不思議な心地を味わえるお散歩になりました。

【生活と地続きの街】

そうして歩いてみてわかったのは、尾道は風景と人の営み、古くからあるものと新しい息吹が見事に調和している街なのだということ。

歩道沿いの水道を船がずっと行き来していて、その光景は良い意味で観光地然としていなくて。その土地で生活している人たちの暮らしと、海と、島と、山が、ぜんぶつながっている土地なのだなあと感じました。

母娘連れと思しき人たちとすれ違ったときに、すごく良いなと感じたのも心に残っています。きっと母にとっては懐かしく、娘にとっては新しい、そんな魅力が尾道にはあるんです。

踏切の景色、山を縫う坂道、昔からあるお店とそのつくりを活かした新しいお店。海と島々が生活の中にあることを当たり前に生きる人々がつくる街。若い世代の移住者が多いというのも納得の懐の深さ、居心地の良さ。

ぜひとも訪れて、体感してみてほしいです。

参考リンク:Dive! Hiroshimaあなごのねどこ
撮影・執筆:森本マリ
Photo:(C)Pouch

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