
労働組合の中央組織「連合」は今年の春闘の賃上げ率が中間集計で3.8%だったと発表した。物価高を背景に29年ぶりの高い水準となった。
【映像】2023年春闘 集計対象組合 回答状況
「要求に対して満額、あるいは要求を超える回答を得た割合が非常に多かった」(芳野友子会長)
連合による、17日午前10時までに企業から回答を得た805の労働組合では、定期昇給とベースアップ分を合わせた賃上げ額が去年よりも5263円増え、平均で月額1万1844円となった。
平均の賃上げ率は3.8%で、3%を超えるのは1994年以来29年ぶり。
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連合の芳野友子会長は「物価高が生活を直撃する中で会社側も人への投資の観点から有意義な交渉を行った」と評価した。そのうえで、「中小企業の交渉が今後本格化する。この流れを止めないようにサポートしたい」としている。(ANNニュース)