福岡で10年以上パンブログを続け、2020年には城南区別府にパン喫茶をオープンさせた「pantiki」さん。毎日をリープアップしてくれる福岡のパンを、「ひとぱん入魂」の気持ちで1つずつご紹介いただくこちらの連載。27回目の今回は、福岡市博多区にあるGal Bagelさんの「枝豆チーズ」です。
ベーグラーさんが殺到しそうなお店が出来てますよー
そう、以前lomaさんのベーグルをご紹介した時にも申しましたが、(ベーグル好きさんのことを、ベーグラーっていうんだぜ!的な記事)若い娘が殺到するパンの筆頭とも言える、ベーグル。その専門店が出来ております♪

そもそも、他のパンと違って『一度茹でる』という工程が入るベーグルは、専門店の方が本格的な食感になり易いと言われておりますので、ベーグラーさんたちも、パン屋さんのそれではなく、専門店に足を運ぶことの方が多いようです。
ベーグルの『本格的な食感』
はて?『本格的な食感』とはなんぞや?そう思われた方もいらっしゃるかと思います。
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NY生まれといわれるベーグルは、本場さながらのレシピで提供してくれるお店のものであればあるほど、ずっしりと重く、生地はみっちりと詰まっております。ですので、慣れた方は、トングで商品を掴んだ瞬間に『あ、これはきっと好みだわ』と判断する基準にするくらい、まずは『重い』ということが重視されているように思います。
各店で個性は様々ですが、外皮(クラスト)がバリバリっ!としたハード系ベーグルも有れば、柔らかくムニュムニュとしたソフト系もあります。いずれの場合も内生地は、むっちりと歯が沈むような弾力があり、咀嚼し甲斐のあるものが好まれているように思います。
あくまでも、筆者的考察ですが、世のベーグル好きさんたちが求めているのは、ムギュうううっー!としたこの『食感』。これに尽きます。
粉の甘味とか風味を求めるならば、バゲットやカンパーニュなどの方が、酵母の風味や酸味も手伝って、濃い味わいを追求できますが、ベーグルに粉の風味が残っているのはレアケースですし、ベーグラーさんたちが重視し、求めているのも、どちらかと言うと『食感』の方です。
粉の味がいくら感じられても、食感が普通のパンであればそれは『丸いパン』であり、ベーグルという認識にはならない。そう、ベーグルを愛すればこそ、ベーグラーさんたちの目(舌)は厳しいのだー!笑