「キラキラネームは2000年代に入ってから増えてきましたが、そうした名前を付けられた子供たちも社会に出る年齢。名刺交換の場などで名前の読み方を説明しなければならないなど、苦労を強いられているケースも増えているようです。2月2日、法制審議会は、戸籍の氏名の読み仮名の振り方について基準を設ける戸籍法改正に向け、要綱案をまとめています。それによると、読み仮名は“一般に認められている”ものに限るとの規定を設けるべきだとし、漢字本来の意味からはずれた読み方をするキラキラネームには一定の制限を設ける内容となっています。子供の名づけ方は、親としても立ち止まって熟考すべきではないでしょうか」
子供の名前には、親の思いや愛情が込められるものではあるが、子供の名前は親のものでも子供だけのものでもなく、子供が関わっていく社会全体のものではないだろうか。少なくとも、子供に将来恨まれないような名前がつけられるべきだろう。
(石見剣)