報道局の松並百合愛プロデューサーの企画を「Hibino VFX Studio」及びオムニバス・ジャパンの協力の下、映画や大型配信ドラマで導入されているLEDウォールと3DCGを活用した最新のバーチャルプロダクション技術「インカメラ VFX」を使用して撮影。10代~20代のSNS視聴環境に合わせ、5分×4本のショートドラマとして制作する。
■生花店を舞台にしたSFラブストーリー
物語は、主演の草川演じるさえないサラリーマン・水島透が不思議な生花店を訪れたことをきっかけに、後悔していた初恋をタイムリープしてやり直すSFラブストーリー。透が高校時代に片思いをしていた進藤香純役を演じるのは石井杏奈。そして不思議な力を持つ生花店の店主・望月楓人役に竹財輝之助が配役されている。
また同作は、生花店の設定ということもあり、CG以外に、本物の花や草木(75種類1300本)が第一園芸株式会社から無償提供され、色とりどりの花が舞台を華やかに飾る。一切のロケなし、テレビ東京初の全編LEDウォールでの撮影&初のショートドラマとなっている。
■水島透役/草川拓弥コメント
あの時、もっとこうしていれば。誰もが生きていく中で“後悔”を経験した事があるのではないかと思います。そんな後悔に寄り添ってくれる作品です。現実世界では過去に戻ることはできませんが、このドラマを見ていると後悔すらもちょっと美しく感じるかもしれません。
ピュアで、もどかしくて、ドキドキして、皆さんの心を温かくできればうれしいです。圧巻のLEDウォールを使用した、ファンタジーな世界に飛び込んでみてください。
■進藤香純役/石井杏奈コメント
「ひとひらの初恋」の脚本を読んだあと、とても幸せな気持ちになりました。初恋や青春の甘酸っぱさや初々しさを感じられる物語になっています。
LEDウォールは天気や鳥の色味が自由自在でとても面白かったです。スタジオでの撮影なのに映像を見ると実際に教室にいたかのように錯覚してしまう不思議な空間でした。
見てくださる皆さまにはLEDウォールの背景も楽しんでいただきたいですし、この作品を通して初恋や青春を思い出していただけるとうれしいです。
■望月楓人役/竹財輝之助コメント
望月楓人という、不思議な花屋の店主を演じさせていただきました。生きているのか、死んでいるのかさえ分からない不思議な人物で、どこにあるかも分からない花屋。
LEDウォールとインカメラVFXという素晴らしい技術と確かにそこにある生花に助けてもらいながら、不思議な空間を生きられたのかなと思います。
私は後悔のある「初恋」に対してお手伝いさせていただいております。あなたの元に招待状が届くかもしれません。どうぞお楽しみに。
■テレビ東京報道局・松並百合愛プロデューサーコメント
「初恋」には誰でも、恥ずかしく切ない思い出があるのではないでしょうか。あの時もっとうまいこと言えていれば、相手の気を引けていれば…そんな初恋のもどかしさを、草川拓弥さんと石井杏奈さんに演じていただきました。
竹財輝之助さん演じる不思議でちょっと癖の強い花屋が放つ「初恋名言」は、恋をしたことのある人誰にでも刺さります。
またこの作品は、巨大なLEDウォールに精細なCG背景を投影することで、没入感のあるファンタジーな花屋の世界観を作りました。報道局所属の私が報道と全く関係のないドラマに挑戦するということも含め、さまざまな意味でチャレンジングなドラマとなっていますので、ぜひご覧ください。
■「ひとひらの初恋」あらすじ紹介
元文学青年でさえないサラリーマン生活を送る透は、ある日、一通の招待状を受け取り「楓印之生花店」を訪れる。店主の楓人はそっけなくぶっきらぼうで、急に「好きなのを選んで」と3本の花を差し出す。
透が1本を選び、その花びらをちぎるとなぜか高校の教室に。パニックになり状況を把握しようと身の回りを探ると「平成25年3月1日」と書かれた卒業証書が出てくる。そして、黒板には「卒業おめでとう」の文字。なんと透は10年前にタイムリープしていた。
そこに現れたのは、透の初恋の女性・香純。しかし苦い過去は変えられず、後悔だけが残ってしまう。
楓人から「運命のチケットは残り7枚」と告げられた透は、あと7回のタイムリープで過去の後悔をやり直し、初恋を成就させるため奮闘する。