■「シン・仮面ライダーとは」
1971年に「仮面ライダー」が最初に放送されてから50周年の記念日となる2021年4月3日に製作が発表された今作は、庵野秀明が脚本・監督を務め、現代を舞台に新たな「仮面ライダー」の物語をつづった“生誕50周年企画作品”。主人公・本郷猛/仮面ライダー役を池松、ヒロイン・緑川ルリ子役を浜辺、一文字隼人/仮面ライダー第2号役を柄本が務め、新たなオリジナル作品として制作された。3月17日より全国最速公開(一部劇場を除く)、18日(土)から全国公開される。
全国最速公開を迎え、池松は「普段映画は出来上がって半年くらいはここ(舞台あいさつ)に立つまで時間があるので、その間でいろいろ咀嚼(そしゃく)するものなんですけど、本当に出来立てほやほやなので…。庵野作品ですから、あんまり言えないですけど、一筋縄ではいかないと思います。1回(の鑑賞)では済まないかもしれないですし、とにかく堪能してほしいですね」と万感の思いを吐露した。
■レアカードも飛び出す
また、入場者特典として全国100万パック限定で配布される「シン・仮面ライダーカード 劇場版」がキャスト一同にそれぞれ配られ、それぞれ開封していくことに。
柄本が本郷猛のサイン入りカードをゲットするなど、レアカードも飛び出す中、池松は自身が演じた仮面ライダー(第1号)と、浜辺演じるヒロイン・緑川ルリ子のカードを引き当てた。これには他のキャスト一同も「すごい!」などと驚きの声を上げるが、思わず池松は「これスタッフが仕込んだんじゃないですかね…」と“仕込み”を疑い、MCは慌てて「決してそんなことはございません」と否定していた。
最後に、あらためて池松は「最初の目撃者になっていただいて本当にありがとうございます。ものすごく大きなプロジェクトで、長い時間を苦しんだり、楽しんだり、いろんなスタッフ・キャストとしてきました。本当に長い旅だったなと思います。ようやく今日を迎えられて本当にうれしく思っております。待っていてくださったんだなあとあらためて思うことができました、本当にありがとうございました」と詰め掛けた大勢の観客、ライブビューイングで見守った視聴者にメッセージを送った。
◆取材・文・撮影=ブルータス・シーダ(STABLENT LLC)