
WBCで大谷翔平なみの活躍を見せ、一気に〝主役〟に躍り出たメジャーリーグ・カージナルスのラーズ・ヌートバー(25)に、日本のプロ野球の各球団が目の色を変えている。
「すぐに、というわけにはいきませんが、〝助っ人外国人〟として迎え入れたいと考えている球団関係者も多いようです。WBCが始まる前は、まったくノーマークの選手でしたが、ここまで〝使える〟とは驚きの一言。〝客寄せパンダ〟の意味合いでも、日本球界に引っ張ってくる価値あり、というわけです」(スポーツ紙記者)
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ヌートバーは1次ラウンド全4試合に「1番・センター」で起用され、打率.429、3打点、2盗塁、出塁率.579と打撃が絶好調。守備でもダイビングキャッチや、ファインプレーで侍ジャパンのピンチを幾度も救った。
日本企業のCMオファーも殺到
明るい性格ですぐにチームに溶け込み、〝ペッパーミル・パフォーマンス〟も浸透させた。
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「小さなことからコツコツ積み重ねて良い結果を呼ぶという意味がある〝ペッパーミル・パフォーマンス〟は、まさに日本人の姿勢にぴったり。大リーグのベンチでは、ヌートバーが本物のペッパーミルを回して打者を祝福する映像も残されています」(同・記者)
日本人の母親は埼玉県出身。祖父の榎田達治さんの名前をミドルネームに持つことから、日本では「たっちゃん」の愛称で呼ばれ、帰国後もスポーツニュースなどでその動向が盛んに報じられるはずだ。
メジャー契約3年目の今季の年俸はまだ9000万円程度だが、今後は日本企業のCMオファーも殺到し、その契約金だけで年俸の数倍は稼げると言われている。
「おそらく、日本でヌートバーを一番欲しがっているのは、人気も実力も他の球団に押され気味の巨人でしょう。巨人史上、歴代最強の助っ人といえるウォーレン・クロマティと重なるキャラも持ち合わせています。クロマティと共にプレーしていた原監督の長期政権が続きそうですから、巨額の資金を用意してでもヌートバー獲得に動くかもしれませんね」(同・記者)
たっちゃんが〝令和のクロマティ〟を襲名する日が来るかもしれない。