
浜田防衛大臣は、北朝鮮が発射した弾道ミサイルは、北海道の渡島大島の西約250キロ付近に午前8時18分ごろ落下したと推定している、と明らかにした。
防衛省幹部によると、落下地点は日本のEEZ(排他的経済水域)の外と推定されるという。
海上保安庁は、船舶に対し「今後の情報に留意するとともに、落下物を認めた場合は、近づくことなく、関連情報を海上保安庁に通報してください」と呼びかけている。
また、韓国軍の発表によると、北朝鮮は午前7時10分ごろ、平壌近郊の順安(スナン)一帯から日本海へ向け、長距離弾道ミサイル1発を発射したということだ。
北朝鮮は現在行われている米韓合同軍事演習に強く反発しており、演習開始直前の今月9日、12日にミサイルを発射したのに続き、演習期間中の14日にも短距離弾道ミサイル2発を発射するなど、挑発を繰り返している。
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16日午後には韓国の尹錫悦大統領が訪日し岸田総理との首脳会談を行う予定で、対北朝鮮で結束を強める両国をけん制する狙いもあるとみられる。(ANNニュース)