災害の備えがないスタッフ宅を突撃訪問!
前回のキッチン周りの防災ポイントに引き続き、中村さんには編集部スタッフF宅の防災食のストックもチェックいただきました。普段食べている意外なものが防災食となるようで…まずは身近な100円均一ショップで、いざという時に「防災食」になるものをピックアップ!
一般社団法人日本食育HED 代表理事/日本食育防災士 中村 詩織さん
トータルボディセラピストの経験や美容に関する講師等の活動を行う中で体にとって一番大切な「食」について興味を持つ。災害支援経験後、災害時における食の問題を解消しようと一般社団法人日本食育HEDカレッジを設立。食と災害の知識が身につく「食育防災アドバイザー認定講座」と、災害時の食のリーダー「日本食育防災士養成講座」を開講。
クックパッド編集部 スタッフF
アイスクリームとTikTokをこよなく愛する編集部きっての超ポジティブ思考。夫と3歳の娘と都内の戸建てに住んでいるが、自宅の防災や備蓄にこれまで大きな関心を持ったことはナシ。
3歳の幼児がいる家庭で必要な防災食とは?
中村さん:災害時になると大人はもちろん、小さなお子さんはなおさら心が不安定になりやすいです。環境が大きく変わる中で、食まで変わってしまうと体調を崩しやすくなります。そうならないよう、少しでも普段の食生活に近いものを用意してあげることが大切です。
Fさんのお宅には3歳の娘さんがいるということですが、防災食はどんなものをご用意されてますか?
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F:あまり意識して揃えたことがなくて、缶詰とかパスタソースなどのストックがあります。以前もらった防災食を取っておいてあると思います。
中村さん:小さなお子さんのいる家庭では、ぜひお菓子を防災食として用意してあげてください。100円ショップでもいろんな種類のお菓子が用意されていますが、なるべく賞味期限の長い物を多めに買ってストックしておくと良いですよ。
大袋よりも小分けになっている物の方が、一度に食べ切らずに済みますし、衛生的です。アレルギー持ちのお子さんがいる家庭は裏面の食品表示をよく見て買ってくださいね。
F:お菓子が防災食になるなんて意外です!防災食は「とりあえず食べられればOK」と思っていましたが、確かに非常時だからこそ好きなお菓子で、子どもには機嫌よく過ごしてほしいですね。
中村さん:災害時はご飯、おかず、汁物と揃えることが難しい場合もあります。ふりかけやお茶漬けの素を常備しておくと、ご飯だけの場合も食べやすくなりますよ。
また停電となった場合は常温保存できないものは早めに使い切る必要があります。その時にフルーチェのような商品があると重宝します。