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実はこっちが元祖! 港を知り尽くした海の「パイロット(水先人)」とは

おたくま経済新聞

 大型船や自衛艦、軍艦の場合、低速になると舵が効きにくくなるため、離着岸時にはタグボート(曳船)の支援を受けるのが一般的。この場合、パイロットはタグボートの動きも指揮し、スムーズな離着岸を実現します。

■ ほかにもある船由来の航空用語

 このほかにも、船舶用語に由来する航空用語はたくさん。機長を表す「キャプテン(Captain)」も、元は「船長」を指す言葉です。海軍の階級で「キャプテン」が「大佐」となっているのは、大佐が軍艦の艦長を務めることが多いのに由来しています。

 飛行機の搭乗券には英語で「Boarding Pass」と書かれていますが、これも船の甲板(Board)に乗ることが語源。「空港(Airport)」という言葉からも、船と飛行機を同じように見ていることが分かりますね。

 飛行機も船も、見えない道(航路)を進んでいく乗り物。そういった意味で、昔の人は空を海のように捉え、船舶用語を航空の世界にも当てはめるようになったのかもしれません。

<参考>
日本水先人会連合会 公式サイト

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(咲村珠樹)

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