レスに陥る夫婦は5割以上とも。長年のマンネリを解消させ、妻を満足させるにはどうすればいいのだろう。実際にご無沙汰な夫婦はどう生活しているのだろうか。3組の夫婦の実情と、数多くの人妻を施術してきた女性用風俗セラピストの見解を交えながら、レス解消のヒントを探っていく。
◆①レス歴13年。ご無沙汰な状態に危機感はない
結婚歴16年目、レス歴は13年目に突入するというさとしさん(46歳)は、もともと性欲が弱いほうだったと話す。
「僕が30歳のときに妻と結婚しましたが、交際中から2週に1回程度。結婚後は週に2~3回する時期もありましたが、あくまでも子づくりのためで、子どもが生まれてから妻との行為は次第に減りました。
夫婦仲は円満ですし、ご無沙汰な状態に危機感もありません。今さら妻との性生活を再開させようとする気持ちは起こらないですね」
◆②レス歴4年。旦那公認の浮気相手で解消
一方で、レス解消法について2年間にわたって旦那との話し合いを重ねてきた、かなこさん(41歳)は、「旦那公認の浮気相手をつくる」という大胆な結論を出すことに。
「結婚歴は8年目、レス歴は4年目になります。旦那としたい気持ちはありますが、どうやら旦那にその気がないようで……。旦那も私に求められるのがプレッシャーになっていたみたいで、夫婦仲がギクシャクした時期も。そこで思い切って“外で発散してきていいか”と提案しました」
◆最初は拒否も…
かなこさんは話を続ける。
「最初は拒否されましたが、私が性欲を持て余していることと、お互いに外で発散したほうが夫婦仲が良好になりそうだということを伝えたら旦那も理解してくれました。今では土日のどちらかに浮気相手と会って、もう一日は旦那と過ごす生活を続けていますね」
◆セラピストに依頼してプロに任せる人も
浮気相手をつくる場合もあれば、プロに性的欲求を満たしてもらうパターンもある。女性用風俗セラピストの柾木寛氏は「僕の元には、パートナーに対しての諦めと、女性としての喪失感を抱えてやってくる40代の人妻が一定数います」と話す。
「本当は旦那としたいけど、『断られたらショック』、『嫌われたくない』という理由で、本心を言えない女性が多いんです。
奥さんが欲求不満だと家庭内の状態もギクシャクするので、『夫婦間のレスは当たり前』と決めつけるのではなく、まずはお互いがどうしたいかを話し合うことが大事です」
◆③レス解消。寝室でリラックスさせて2年間のレスを乗り越える
のきさん(48歳)は、レスを乗り越えた数少ない一人だ。
「妻はもともと性欲がないほうで、子どもが生まれてからはアプローチしても基本的に無反応でした。そこで2人の関係が良好だった時期を思い出し、どうすれば関係を改善できるのかを考えました。
もともと妻は、僕の『面白いところが好きだ』と言っていたので、寝室では余計な緊張感を与えずに明るく振る舞うように意識しました。その結果、再び月3回程度するように改善させることができました」
◆重要なことは…
レスには三者三様の形があるが、どちらかが性的欲求不満を抱えているケースが多い。レスを放置せず、お互いがどうしたいかを話し合っていくことが重要なのかもしれない。
【女性用風俗セラピスト・柾木 寛氏】
女性向け風俗店を運営するセラピスト。これまで700人以上を施術し、現在は「女性の性活相談室」という男性向け講習も実施している
<取材・文/週刊SPA!編集部>
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2023年3月15日