これからの季節においしく食べられるいちご
――今シーズン、全体的ないちごの出来はどうですか?
今シーズンは寒波や燃料代高騰の影響で全国を通して若干の不足感がありますが、
少ない中でも、大きな数量の上下はなく、1番花から3番花まで出来は安定しています。
大きな品質のばらつきはありません。
これからの季節は3番花ですが、まだまだ美味しいいちごが食べられますよ!
――やはりいちごは生でそのまま食べるのが一番おいしいと思うのですが、数あるいちごの品種の中から鈴木さんがおすすめの品種を教えてください。
おいしいいちごがたくさんあるので、選びきれないというのが本音なのですが…(笑)。いちごのシーズンには毎日いちごを食べ続けている私が個人的に今おすすめしたい品種をご紹介します。
あまりん(埼玉県)
練乳いらずないちごとして、メディアでも話題になっている新品種です。ようやく市場に出回るようになったばかりなので、もし見かけることがあったらぜひ一度食べてみていただきたいです。その名の通り、甘いいちごです。先端は糖度が20度になるものもあります。
コットンベリー(奈良県)
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白いいちごです。これまで、白いいちごは彩り用として使われることが多く、赤いちごに味は勝てないというという市場評価でしたが、それを覆した革新的な品種です。赤いちごよりも甘く、キャンディーのような香りがします。見た目と甘さのギャップがあるので、食べると驚かれると思います。まだ店頭にはなかなか並んでいないと思います。
古都姫(奈良県)
これからの時期に甘さが際立ってくるいちごです。12月の出荷からずっと作り続けていると、3月頃、ちょうど2番花と3番花の間頃に味が薄くなるタイミングがあります。この品種は、それが少なく3月でも甘い実をつけ、酸味もすくなく食べやすいです。
紅い雫(愛媛県)