誰もが待ちわびた連載再開! 強さだけでは勝利できない『ワールドトリガー』の頭脳戦に目が離せない
誰もが待ちわびた連載再開! 強さだけでは勝利できない『ワールドトリガー』の頭脳戦に目が離せない
映画、漫画、アニメ、音楽のオススメを毎週紹介していく「Weeklyモバイルエンタメステーション」。連載14回目は、電子書籍(漫画)3作品を紹介する。 約2年の休載を経て遂に連載再開された、戦略性が大きな魅力のバトル漫画『 […]

映画、漫画、アニメ、音楽のオススメを毎週紹介していく「Weeklyモバイルエンタメステーション」。連載14回目は、電子書籍(漫画)3作品を紹介する。

約2年の休載を経て遂に連載再開された、戦略性が大きな魅力のバトル漫画『ワールドトリガー』。月曜日の夜、思春期の男女の交流を描いた王道青春作品『月曜日の友達』。純粋すぎるがゆえに危険な男にとことん愛される、女性の苦労を描いたラブコメ(?)漫画『来世は他人がいい』と、今回は王道から変わりものの作品までさまざまだ。

試し読みもできるので、気になったら即ダウンロード!

セレクト・文 / エンタメステーション編集部

ワールドトリガー/葦原大介

戦略ゲームをプレイしているような読み応え抜群の能力バトルが連載再開!

異世界からの正体不明の侵攻を個性的なメンバーによる防衛組織が迎え撃つ。敵味方それぞれに思惑があり、葛藤もある。システム化されて組織だっているのに理不尽もあれば納得のいかないこともある、そんな現実の違和感を読みやすく作品化している少年マンガがあります。『ワールドトリガー』。能力バトルものでありながら、まるで戦略ゲームをプレイしているような読み応えがあり、努力や才能だけでは勝ち残れないバトルの醍醐味も堪能できる作品です。

本作は、2013年に「週刊少年ジャンプ」で連載が開始され、翌2014年にはTVアニメも放映開始、コアなファンを持つ人気作となりながら2016年から今年2018年まで長期にわたっての休載を経て、また連載が再開! これほど嬉しいことはありません。

主人公は特別な家族も並外れた才能もない三雲 修と、作中最強の空閑遊真のふたり。修が住む三門市に、あるときゲートと呼ばれる巨大な通路が出現。そのゲートから異世界の侵略者があらわれ、人々をさらっていくという事件が起こります。

修たちはボーダーという防衛組織に加入し、異世界からの侵略を迎え撃ちます。本作で描かれるのは、もちろんひとつには異世界からの敵との戦いなのですが、もうひとつ、修たち登場キャラクターが敵との戦いに備えて自分の能力の使い方を練っていく過程もていねいに描かれているのが本作の特徴です。たとえば主人公の修には、ほかの登場キャラクターたちと比べて突出した「能力」はありません。それでも修が主人公として活躍し、そんな修が主人公である本作が長期休載のあいだにも衰えない人気を保てていたのは、修がほかの誰にも負けない戦略思考をしているからではないでしょうか(もちろん、ほかにもいくつも人気作としての条件を満たしている傑作なのですが)。

「能力バトルもの」なんていう表現が定着している現代において、それぞれの能力をどう活かすかを描く傑作がいくつも生まれてきていますが、本作はさらにその「どう活かすか」を「どう組み合わせるか」を意図的に描いています。

再開された連載で描かれると予想されるのは、大規模侵攻をしのいだ主人公たちが異世界への「遠征隊」に選ばれるための奮闘、そしてその遠征先での戦い。これからますますの盛り上がりが期待できる今、読み直してみてはいかがでしょうか。巧みなコマ割りでサクサク読めちゃいますよ!

漫画『ワールドトリガー』

1~18巻 
著:葦原大介 出版社:集英社

異次元からの侵略者「近界民」の脅威にさらされている三門市。そこに住む少し正義感の強い中学生・三雲修は、謎の転校生・空閑遊真と出会う。遊真の行動に振り回される修の運命は!? 最新型SFアクション始動!!
©葦原大介/集英社

月曜日の友達/阿部共実

毎週月曜日は夜の学校で会う。秘密の約束の先に待っていたのは?

ある夜、中学生になったばかりの水谷 茜が学校に忍び込むと、同級生の月野 透が校庭で「実験」をしている場面にでくわしてしまいます。「自分は超能力を使える」と主張する月野を「本当に変なやつ」と思いながらも、自分の存在を必要としてくれる彼に水谷も惹かれていきます。月曜日は夜の学校で会うという秘密の約束を交わしたふたりは、かけがえのない時間を重ねていくのですが……。

『空が灰色だから』や『ちーちゃんはちょっと足りない』で注目を集めてきた阿部共実の2年ぶりとなる新作。過激なまでの、胸をえぐり読者にトラウマを残すような心理表現が特徴だと思われがちな作者ですが、実は思春期的なナイーブな気持ちを誰よりもまっすぐに描く作品も得意なのです。

水谷と月野のほかに、もうひとりの主役とも言える火木の存在も忘れてはいられません。中学生になってもどこか小学生のような幼さを抱える水谷に対して、兄が町にその名を轟かせている不良で周りから少し恐れられている火木は対極にいるようでいて彼女もまた実直なところや幼いところ、周囲から浮いているところがある、水谷たちと同類なのです。自分も中学生の頃に戻りたい! こんな思春期を過ごしたかった、という気持ちを堪能できる1冊です。

漫画『月曜日の友達』

全2巻
著:阿部共実 出版社:小学館

みんなが少しずつ大人びてくる中学1年生。そんな中であどけなさが抜けない女子・水谷茜。水谷はひょんなことから「俺は超能力が使える!」と突拍子もないことを言う同級生の男子・月野透と校庭で会う約束をする。決まって月曜日の夜に。大人と子供のはざまのひとときの輝きを描く、まばゆく、胸がしめつけられるガールミーツボーイ物語。阿部共実、最新作にして最高傑作、誕生!

©阿部共実/小学館

来世は他人がいい/小西明日翔

笑顔を絶やさないイケメン危険人物に一方的に愛されるヤバいラブコメ

関西最大の指定暴力団・桐ヶ谷組直系染井組組長の孫娘、染井吉乃は、祖父の染井蓮二が関東最大の指定暴力団・砥草会直系深山一家総長の孫、深山霧島と婚約させられてしまう。見ず知らずの男と同居するなんてありえない! と抵抗するのもむなしく、なんとなく上京して霧島と同じ高校に通うことになる吉乃。現代版のロミオとジュリエットと言えなくもないけど、霧島は喧嘩相手全員の骨を折るなど暴力のバケモノで、かつ精神的にめちゃくちゃにされたいという願望をもつドMでもありました。そんな霧島に気に入られ、口では過保護なくらい想われながらも、その笑顔を信じることのできない日々が始まるのでした。

なんと言っても霧島のゲス、ドM、暴力マシーンという三拍子揃った危険人物っぷりが突き抜けています。笑顔で優しい、高い身体能力を活かして吉乃に尽くす霧島ですが、気を抜くと何をやらかすか予測できない恐ろしさがあって、近くで暮らしている吉乃が日々感じている恐怖はいかほどかと。しかも第2巻では、天然ほがらかキャラに描かれてきた吉乃の祖父の蓮二が霧島を利用して何かを企んでいるかのような場面があったり。どいつもこいつも不穏すぎる……。吉乃も吉乃でときどきキレるし、まあ霧島は吉乃の異常さに惹かれているのですが。

そう、本作の読みどころは一見あきらかにヤバい人として描かれている霧島の奇人ぶりではなく、その霧島にツッコミを入れながらあっさりと適応してしまっているかに見える吉乃の方の異常さなのかもしれません。

漫画『来世は他人がいい』

1~2巻
著:小西明日翔 出版社:講談社

極道の家で生まれ育った女子高生、染井吉乃。家庭環境は特殊でも、おとなしく平穏に日々を過ごしてきた。婚約者の深山霧島(みやま・きりしま)と出会うまでは――! デビュー作『春の呪い』で「このマンガがすごい!2017」(オンナ編)2位にランクインした小西明日翔の最新作。はみ出し者たちが織りなす、スリルと笑いが融合した極道エンタメがここに誕生!!

©小西明日翔/講談社

電子書籍編の次回更新は12月17日(月)予定です。

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(更新日:2018年11月20日)

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