
image credit:hugoandursula/Instagram
イギリスでは、盲導犬や介助犬に限らず、ペットの犬を電車やバスに乗せることが可能だ。たいていの犬は、旅慣れしているのか飼い主の座席前に行儀よく寝そべって乗車している。
動物写真家の女性が飼っている2匹のゴールデン・レトリバーは、イギリスで大人気のペットインフルエンサーだ。Instagramに34万8千人ものフォロワーを持つ。
2匹が電車に乗ると、乗客みんなを癒しをもたらし楽しませてくれるという。乗客たちは、2匹の愛らしさに思わず微笑まずにはいられないようだ。
イギリスのネットアイドル、ヒューゴとハクスリー
コッツウォルズに住む動物写真家のウルスラ・エイチスンさん(34歳)は、2匹のオスのゴールデン・レトリバーを飼っている。ゴールデン・レトリバーは、賢いだけでなく温和で友好的な性格であることが知られている。
ウルスラさんの2匹、ヒューゴ(9歳)とハクスリー(4歳)も例外ではない。とても愛らしく、人懐っこく、なにより表情が豊かだ。
ウルスラさんは、普段撮影で多くの動物と接する機会を持つが、ある日写真撮影で一緒に仕事をしている動物よりも、カメラの前にいる自分の犬たちの方がずっとリラックスしていることに気付いた。
2匹は、私が撮影した犬と比べて指示を出されるまでじっとしていることが得意だったので、代理店に紹介しました。(ウルスラさん)また、2匹の写真や動画を撮ってSNSでシェアしたところ、たくさんの注目を集め、2匹は一気に「イギリスのトップペットインフルエンサー」と評されるまでの人気者となった。
現在、2匹はイギリスの複数のファッションブランド、ダイソン、スーパーなどトップブランドの広告キャンペーンに出演しており、多忙な毎日を過ごしているという。
電車内では乗客の癒しに
2匹は、持ち前の愛らしさと友好的な性格で、多くの人に好かれている。電車の中でも、見知らぬ多くの乗客や職員に癒しと喜びをもたらす存在だ。
時には、男性乗客の隣に座って甘えてみたり、時には女性の肩に頭をもたせかけたり、さらには後ろの座席の乗客に椅子の間から変顔で挨拶をしてみたり、とその社交性の高さには驚かされる。
もちろん犬が苦手な人のことも理解しているようで、そういった人には近づかないことも心得ている。
どんなにイライラしていても、ヒューゴとハクスリーの姿を見ると、乗客たちは微笑まずにはいられなくなるようだ。
ウルスラさんは、このように話している。
私がSNSに投稿する画像や動画を見て頂ければ、動物が好きなら、ペットを飼うということが、どれだけの喜びを得られるかが分かると思います。References:Adorable golden retriever goes viral for cuddling sad passengers on the train/ written by Scarlet / edited by parumo
もちろん日々のお世話や散歩、しつけも必要ですが、その分を差し引いても有り余る幸せが得られます。
2匹は今この瞬間を生きることに感謝し、散歩や外に出るなど、日々のささいなことにたくさんの喜びを感じています。
目を覚ました瞬間から、2匹は尻尾を振っています。そんなふうに1日を始めれば、きっと悪い日なんてないんだろうなと思えます。
2匹は、元気を与えてくれる存在です。