「今回の『レジェンド&バタフライ』は、その規模からも興行収入40億円超が黒字の最低ラインと見られていました。
そのため、木村さんもテレビ番組などで宣伝の出演を多くこなしていましたし、手厚いバックアップ体制を敷いて、プロモーションもおこなっていました。しかし、この最低ラインを超えるのも厳しいのではないでしょうか」(前出・芸能記者)
残念な興行収入に終わりそうな『レジェンド&バタフライ』の“敗因”について、芸能関係者はこう指摘する。
広告の後にも続きます
「この映画の主演は木村さんですが、出演シーンの多さは共演の綾瀬さんも同じくらいなんです。芯の強いヒロインとして描かれている綾瀬さんは、堂々たる演技を見せています。なかでもアクションシーンが素晴らしく、絶賛されているんです。
彼女は主演した『放送90年 大河ファンタジー 「精霊の守り人」』(NHK)や『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系、のちに映画化)などでもアクションを披露しており、もともと高い評価を得ていました。
業界内では、映画を見た人を中心に『いくらキムタクの“格”があるといっても、作品の魅力を伝えるためには綾瀬さんを推せばよかったのに』と囁かれていました」
インターネット上でも、
《「レジェンド&バタフライ」を見てきました 綾瀬はるかはかわいいしかっこいい! アクションのキレさすがぁ》
《綾瀬はるかかっこよ…アクションすご》
《「レジェンド&バタフライ」観た。濃姫役はあの若い時のアクションありきで綾瀬はるかしか出来なさそう。》
といった、綾瀬のアクション演技に感嘆する声が聞かれていた。
前出の業界関係者はこう続ける。
「いま、映画やライブ、コンサートなどのエンタメにお金を出してくれるのは女性が多い、と業界内ではいわれています。
そういった意味でも、綾瀬さんは女性からの人気も高く、“現代劇では見せない綾瀬はるか”を楽しみにしていた、女性ファンも多かったはずです。
実績のある女優さんでもあるし、もっとプロモーション面で彼女を重視した戦略を取ってよかったと思いますが……」
誰か主演に「ちょ、待てよ!」と言う人はいなかったのか――。