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窪塚洋介、マーティン・スコセッシ監督作品への出演で「一発逆転できたかなという気がしました」

WEBザテレビジョン

窪塚洋介が、2月10日に都内で開催された映画「Sin Clock」の公開初日舞台あいさつに登場。18年ぶりとなる邦画長編映画単独主演作で共演した坂口涼太郎、橋本マナミ、そしてメガホンをとった牧賢治監督とトークを行い、お互いの印象や“一発逆転”エピソードなどを語った。

■どん底からの一発逆転劇

同作は、最低の人生を生きる男たちが思いもよらぬ“偶然の連鎖”に導かれ、幻の絵画を巡るたった一夜の人生逆転計画に挑む様をスリリングに描く物語。窪塚がどん底の人生からの一発逆転を目指すタクシードライバーの主人公・高木シンジを演じる。

都心でも粉雪が舞うような寒い日ということもあって、冒頭から少しでも会場をホットな空気にしようと「どうも、サミュエル・L・ジャクソンです」など、若干カミながらおちゃめな言動で会場を盛り上げる“座長”窪塚。

そんな窪塚との共演でかなり刺激を受けたという坂口は、あらためて窪塚の印象について「この通り太陽のようにみんなを照らしてくれるような方。本当にいい人で、たくさん褒めてくださって、愛情深くて懐が深くて大らかで、それまで窪塚さんのことを“表現者”として大好きでしたけど、人としての存在というのも根本から大好きという感じで。愛しています」と“愛の告白”さながら、窪塚に感謝を込めて褒めちぎると、窪塚は「もう一回最初から言ってもらってもいい?」と照れながらおねだりしつつ、「ありがとう」と感謝。

また、橋本も「初めて共演させていただいて、ちょうど20歳前後のときにすごく見ていた方なので、本当に存在するのかという。現場ではご飯を食べなくてもいけるくらいだったので、宇宙人かなって(笑)。でも、ちゃんと地面を歩いてらっしゃって…。撮影中も段取りの時などに助言を頂いて、現場でリラックスして臨むことができました」と独特の言い回しで賛辞を送ると、窪塚は「UMA(未確認動物)か!」などとツッコミを入れつつ、うれしそうに聞いていた。


■坂口は頼れる男、橋本は“ミセス妖艶”

2人からの絶賛を受け、窪塚は「歯の浮くような良いことを言っていただいたので、お返しします」と前置きし、「坂口くんは本読みのときに『頼れるわ』って一発で分かりました。最初のシーンからすごく良くて、(自分が彼に)寄っかかっていいんだなと。全身全霊で寄っかかれる存在。橋本さんは、俺が言うまでもないですけど、“ミセス妖艶”というか。さっきも『赤がお似合いですよマダム』って言いました。キスシーンもあったりして、骨抜きにされた感じです」と、2人への思いを明かした。

さらに、どん底のタクシードライバー3人が人生逆転を賭けた運命の一夜に挑むストーリーにちなんで、“一発逆転”エピソードを聞かれると、窪塚は自身の“マンション転落事故”を挙げ、「某マンションから落っこって、何とか復活しなきゃいけなくて。(落ちた時に)フェンスに引っ掛かってたので、“(窪塚)フェン介”って名前にしようかな…」とおどけ、会場を沸かせる。

続けて「こうやってだんだんいろんなパターンで話せるようになってきました(笑)。マーベルみたいに派手に復活できたらよかったんですけど、地味な作業でちょっとずつ自信を取り戻して。『沈黙-サイレンス-』という映画で、マーティン・スコセッシさんとお仕事をすることができたとき、一発逆転できたかなという気がしました」と、日本では2017年1月に公開されたハリウッドデビュー作品への出演で復活の手応えを感じたというエピソードを語る。しかし、熱く語って照れくさくなったのか「まあ、うそですけどね」ととぼけていた。

◆取材・文・撮影=ブルータス・シーダ

 
   

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