2月8日(現地時間7日)。ロサンゼルス・レイカーズはホームのクリプトドットコム・アリーナでオクラホマシティ・サンダーを迎え、今シーズン44試合目の出場となったレブロン・ジェームズがNBAの歴史を塗り替えた。
第3クォーター残り10.9秒。レブロンがステップバックから放ったジャンパーはリングへと綺麗に吸い込まれ、この日36得点目をマーク。これにより、約40年間にわたってカリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)が保持してきたレギュラーシーズン通算3万8387得点を超え、通算3万8388得点でNBA歴代トップへ躍り出た。
すると両手を高々と上げたレブロンへ会場から偉業を祝福する大歓声と大きな拍手が送られ、ジャバーとNBAコミッショナーのアダム・シルバーがキャリア20年目の大ベテランを祝福。
この時点で試合は第3クォーター終盤で、試合途中ではあるものの、会場では通算1410試合目で大記録を樹立したレブロンのセレモニーが行われた。
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「レイカーズを信じてくれているみんなへありがとうと言いたい。あなたたちは無二の存在だ。カリームという素晴らしいレジェンドがいるこの場にいられることに、とても謙虚な気持ちになっている。どうかキャプテンへスタンディングオベーションをしてほしい」
レブロンはセレモニーのなかでそう語り、時折目に涙を浮かべて20年目で成し遂げた新たな偉業をかみしめていた。そして会場に駆けつけた家族やサポートしてくれた人たち、コミッショナーにも感謝を口にし、「俺がいつも夢見てきたことの一員となり、それを可能にしてくれたみんなへすごく感謝している」と話していた。
38歳ながら、依然としてリーグ屈指の実力者として活躍を続けるレブロン。レギュラーシーズン通算得点で歴代1位となった男は、これからもレイカーズの勝利のためにプレーし続けていく。
それでも、キャリア20年という節目でレブロンが達成したこの偉業は、NBAにおける新たな金字塔となるかもしれないだけに、今はただ声を大にして祝福したい。
【動画】レブロンの“記念すべきショット”をさまざまなアングルで!