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カイリー獲得に成功したマブス指揮官「我々は彼が持つ数々の能力を必要としていた」

バスケットボールキング

カイリー獲得に成功したマブス指揮官「我々は彼が持つ数々の能力を必要としていた」

◆「(ブランソンに対して)何も反感を抱いてはいない。だがカイは別格なんだ。彼は我々にとってもう一つの武器となる」

 2月8日(現地時間7日、日付は以下同)。カイリー・アービングがダラス・マーベリックスのチーム練習へ初参加し、スクリメージ(練習試合)もこなした。

 マブスとブルックリン・ネッツによるカイリーを絡めた大型トレードは7日に正式に発表され、カイリーは9日のロサンゼルス・クリッパーズとのアウェーゲームでマブスデビューを飾る見込み。

 新天地で共演するルカ・ドンチッチは右かかとの打撲により、クリッパーズ戦は欠場する予定だが、チームには帯同しており、ベンチからカイリーのデビュー戦を見守ることになると『ESPN』が報じている。

 幼少期をニュージャージーで過ごしたカイリーにとって、マブスのジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)は現役時代にニュージャージー・ネッツで2002、2003年と、2年連続でNBAファイナルへ導いた殊勲者であり、大好きな選手の1人。両者はパーソナル・トレーナーのロビン・パウンドを通じて知り合っており、カイリーはキッドがバスケットボール殿堂入りした2018年の式典に出席していた。

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 カイリー加入のトレードがオフィシャルになった直後、7日のユタ・ジャズ戦の前に、キッドHCは「彼の旅路でこれまでに在籍していた時を見てみると、彼は勝利を飾ってきた」と話していた。

 2011年のドラフトでクリーブランド・キャバリアーズから全体1位指名されたカイリーは、キャブズでさっそく得点源となり、2015年から2017年にかけてレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)らとともにNBAファイナルへ進出。2016年にはフランチャイズ史上初優勝にも大きく貢献。

 その後ボストン・セルティックスで2シーズン、ネッツで3シーズン半をプレーし、現在は7シーズン連続で平均20.0得点以上を記録。プレーオフには6度出場し、計74試合で平均23.3得点3.7リバウンド4.8アシストに加えてフィールドゴール成功率45.5パーセント、3ポイントシュート成功率39.3パーセント、フリースロー成功率89.1パーセントという好成績を残している。

 マブスの指揮官は「我々はその才能と彼が持つ数々の能力が、このチームを高めてくれると感じており、それこそ我々が必要としていたことなんだ。彼を獲得したことで、このチームがチャンピオンシップを勝ち取る位置へと引き上げる助けになる気がしている」と期待を寄せていた。

 昨シーズン、マブスはプレーオフ1回戦を勝ち上がり、2011年の初優勝以来初となるカンファレンス・ファイナル進出を果たした。だが昨夏に第2の得点源として活躍していたジェイレン・ブランソンがフリーエージェント(FA)となってニューヨーク・ニックスへ移籍したことで戦力ダウン。

 今シーズンはドンチッチが出場している時間帯こそオフェンシブ・レーティングでリーグベストの118.7を誇るものの、この男がフロアにいない時間帯ではリーグワーストの106.8にまで沈んでいた。

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