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コロナ禍を経て⼋ケ岳エリア(⼭梨県北杜市)の人気上昇!手厚い行政支援と官民一体となった新たな観光地域づくり「サステナブルツーリズム」で再び注目の地に

マガジンサミット

近年はテレワークが定着したことで空前の地方移住ブームが起きており、自然の豊かさ、新施設の増加、移住のしやすい環境、手厚い子育て支援などの観点から「⼋ケ岳エリア」に注目が集まっています。

八ヶ岳エリアは⽇本のほぼ中央に位置し、恵まれた⽴地で関東⽅⾯からも関⻄⽅⾯からもアクセスが良好。コロナ禍の影響によるアウトドアブームによって、都内から約90分という「⼋ケ岳エリア」は人気が高まり、同エリアのある山梨県への来訪者は2022年12⽉にコロナ禍前の1.4倍にまで増加しました。同エリアでは、アウトドサウナとグランピングが楽しめるワーケーション施設や、ドッグラン付きグランピングコテージなど、トレンドのアウトドアコンテンツを取り入れた新施設も続々とオープンしています。

また、移住先としての注目度も高まっており、その中で特に人気なのが八ヶ岳観光圏にある山梨県の北杜市です。同市は平成初期から二拠点居住や移住の地として人気でしたが、近年はコロナ禍を経て、再び移住ブームが起きています。同市は2019年から3年連続で転入が超過しており、移住の相談件数は過去7年間で3倍にまで増加しています。この背景には、行政が進める手厚い子育て支援や結婚サポートなどの影響もあるようです。

さらに、北杜市では民間の取り組みとしても新たな観光地域づくりに力を入れています。同市では、観光地域づくりにおいて先住者のみならず、移住者も積極的な取り組みを行っています。移住者と先住者が連携し、それぞれ異なる専門分野で活躍している「観光地域づくりマネージャー」と呼ばれる人々が、本業と並行して密に合意形成を図りながら一丸となって地域の抱える課題に向けて取り組み、地域づくりをしています。これは北杜市ならではの特徴です。

八ヶ岳エリアの地域資源のひとつである「農」に関しては、担い手不足の現状と農業に憧れる移住者が多いという状況から、移住者が中心になって担い手育成を進めています。

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「観光地域づくりマネージャー」として地域の課題に取り組んでいる、若きファーマーの井上能孝さんもまた移住者のひとりで、有機栽培で農作物の⽣産をしながら、⾃然環境に配慮した環境循環型のサステナブルな農業を体験型コンテンツにする取り組みを実施。主な取り組みとしては、⼦どもや学⽣向けに「農観ツーリズム」「農業経営ゲーム」等、収穫体験のみの農業ではなく、⽥畑を整地化して種を蒔き、実を育み収穫後までの過程を⼀貫して学ぶ“⾷育”の要素を兼ねたプログラムを展開しています。

このように、同市では個性的な「移住者プレーヤー」たちが地域との密な連携によって地域資源を活かしたサステナブルな体験型コンテンツを提供。地域課題の解決に向けて地域⽂化・環境を保全する「サステナブルツーリズム」の要素を取り⼊れた新たなコンテンツ開発とノウハウをオープンソースにすることで、⼋ケ岳エリアのブランドイメージのリブランディングと来訪者の観光体験を向上させています。

同市の「サステナブルツーリズム」の取り組みは今後さらに拡大させていく予定で、今春からはアウトドアコンテンツと⼋ヶ岳エリアの地域資源を融合した体験型観光コンテンツ「フォレストウェルネス」を本格始動予定。⽩州尾⽩川の名⽔とロケーションを活かした⼤⾃然の中でのサウナや、標⾼1,600mの渓⾕の池で⿃の声や⾵の⾳に包まれウェルネスな時間を体験するカヤックなどのプログラムを展開します。

観光、移住の盛り上がりを見せている同エリアですが、⽣活する住⺠の満⾜度も⾼く、⼋ヶ岳観光圏の「住⺠満⾜度調査2022」によると「この地域に暮らすこと」については84.3%の⼈が「満⾜」と回答。「この地域に観光客が増えること」に対しては86.0%の⼈が好意的であると答えており、同エリアの⼈々は⾃分の住む⼟地への愛と誇り、⾃分たちで地域をつくっていく意識の高さを持っていることがうかがえます。そうした住民の意識が同エリアに多くの来訪者を引き寄せる要因にもなっているのでしょう。

先述の井上さんは「一人ひとりが自分の暮らし方をベースに事業を立ち上げ、収益より、ライフスタイルや生き甲斐を大切にした生活を送っている様子は、新たな幸せの価値観を醸成してくれます」とコメントしており、その言葉からも八ヶ岳エリアへの愛情が感じられます。全国から来訪者が集まり、循環型の持続可能な観光地域づくりに取り組む八ヶ岳エリアは、今後ますます発展が期待される注目の地となりそうです。

 
   

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