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高良健吾、玉木宏、土屋太鳳、中川大志、野村萬斎が集結!ASF3完成報告で自作を語る

ナタリー(映画)

高良健吾、玉木宏、土屋太鳳、中川大志、野村萬斎が集結!ASF3完成報告で自作を語る

中川が監督した「いつまで」は、友人の結婚式の帰り、終電を逃して田舎の小さな終着駅に取り残された3人の男子を描いた物語。井之脇海、板垣瑞生、林裕太が教師、サラリーマン、画家の卵に扮しており、中川は「しゃべってない時間や目に見えない空気感を切り取らないと成功しない作品。自分が俳優だからこそ、どう彼らに言葉をかけようか、距離感も含めてディレクションは繊細にやりました」と回想する。また出演者を考えるキャスティング会議の内幕を「同世代の俳優をキャスティングしなければいけないので、自分にもぐさぐさ刺さる、生々しい話がいっぱいあった。『僕は彼がいいんですけど』とか『あそことあそこの組み合わせはどうでしょう』みたいな。自分もこういう感じでキャスティング会議で名前が上がって……そして消えていってるのかと(笑)。聞いちゃいけない話を聞いてるようでざわざわしました」と打ち明け、笑いを誘った。

萬斎が窪田正孝を主演に迎えた「虎の洞窟」は「ハムレット」「山月記」をモチーフに、不思議な声に誘われる孤独な青年の心象風景をえぐる1編。萬斎は窪田の起用理由を「虎になってしまう人の話。身体的に虎になれる、体が利く役者さん。そこから窪田さんの名前を嗅ぎ分けて。見るからにものすごく強そうな人なわけではないのが、よかったなと思っております。あとは観てのお楽しみに」と触れる。萬斎は舞台演出の経験はあるものの、ほかの4人と同じく映画監督は初挑戦。楽しかった工程には「編集」を挙げ「舞台はその場の時間とすべてが一緒になるわけですけど、撮っちゃったものをどうつなぎ合わせるのか? 違うところから素材を持ってきてごまかしたり、CGを入れようかと考えたり。ああ、なんとマジカルなことなんだ。そういう意味では嘘だらけですね。本当に映像は嘘がつける。でも予算がないので、“CG権(CGを使える権利)”は2枚しかない。入れ始めるときりがないので、ここで使うべきか、ここで使わぬべきか、と悩みながら編集をしていました」と振り返った。

「アクターズ・ショート・フィルム3」は2月11日にWOWOWプライム、WOWOWオンデマンドで放送・配信。また2月18日、19日、23日には特別上映イベントが東京のユナイテッド・シネマ豊洲、神奈川のシネマ・ジャック&ベティ、愛知・センチュリーシネマ、京都・出町座、大阪・第七藝術劇場にて行われる。

「アクターズ・ショート・フィルム3」特別上映&監督登壇イベント

2023年2月18日(土)
登壇者:高良健吾、玉木宏
※高良健吾、玉木宏はユナイテッド・シネマ豊洲のみリアル登壇

2023年2月19日(日)
登壇者:土屋太鳳、野村萬斎
※土屋太鳳、野村萬斎はユナイテッド・シネマ豊洲のみリアル登壇

2023年2月23日(木・祝)
登壇者:中川大志
※中川大志は出町座のみリアル登壇

<上映劇場>
東京都 ユナイテッド・シネマ豊洲
神奈川県 シネマ・ジャック&ベティ
愛知県 センチュリーシネマ
京都府 出町座
大阪府 第七藝術劇場

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