◆「けど、俺は焦点を切り替えたんだ。本来あるべきことにフォーカスしている」とレブロン
2月7日(現地時間6日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズが、『ESPN』のマイケル・ウィルボン記者とのインタビューに応じた。
レイカーズは先日ブルックリン・ネッツへトレードを要求していたカイリー・アービングの獲得に動いたものの、6日にダラス・マーベリックスとのトレードが合意に達したと『ESPN』が報じており、翌7日に正式にトレードが成立。
クリーブランド・キャバリアーズ時代、レブロンはカイリーと3シーズンをともにプレーし、いずれもイースタン・カンファレンスを勝ち上がってNBAファイナルへ進出。そのうち、2016年はゴールデンステイト・ウォリアーズ相手に1勝3敗から3連勝でシリーズを4勝3敗で制し、フランチャイズ史上初優勝を飾った。
インタビューでレイカーズがカイリーを獲得できなかったことについて、レブロンは「あぁ、もちろんがっかりした」と切り出し、このように語っていた。
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「ここに座って、あれだけのタレントを獲得できなかったことにがっかりしていないだなんて言えない。彼は俺が素晴らしいケミストリーを築いた選手だ。コート上で素晴らしいケミストリーだったんだ。俺の思い、俺の見解としては、チャンピオンシップを勝ち取るための助けになれる選手だ」
『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によると、レイカーズはカイリーを獲得すべく、ラッセル・ウェストブルックとドラフト1巡目指名権2本(2027、2029年)をオファー。
だがネッツはそのパッケージに複数のドラフト指名権の交換権とオースティン・リーブスやマックス・クリスティといった若手を複数含めるようにと通達し、レイカーズはカイリーの獲得競争から脱退となった。
レブロンは「けど、俺は焦点を切り替えたんだ。本来あるべきことにフォーカスしている。それは今のこのクラブのこと、そしてロッカールームで俺たちにあることだ」と、すでに気持ちを切り替えており、前へ進もうとしている。
10日のデッドラインまであと数日。レイカーズが戦力増強すべく、トレードを断行する可能性があることは否定できないものの、レブロンはチームがカイリー獲得のトレードに失敗したことで「俺たちには機会があった。実現しなかったということ」と話し、こうも口にしていた。
「俺たちは前へ進み、このシーズンをしっかりと終わらせる。ポストシーズン進出を目指していく。健康体ならば、俺たちはどんな相手だろうと競い合えると感じている」