「私の夫パパが数年前、映画祭のレセプション会場でバッタリ会って、崔監督は私の夫だと知った上で、ツーショット撮影に応じてくれたんです。そんなに怒ってなかったのかな‥‥って思いたいですね」
ルビーは98年に再来日し、紆余曲折を経て再び稲川社長のもとで女優業に復帰。私生活では20年に前出の日本人男性と結婚して1児をもうけた。しかし、女優業はなかなか軌道に乗っていない。
「家でじっとしていられないタイプだから、いろんなアルバイトをやりましたよ。ケーキやアイスクリームの工場とか。スーパーのバックヤードで働いていたら、いきなり『ルビーさんですか?』って声をかけられて、『え、似てるかな?』ってとぼけたりして」
苦労して育てた長男は成長して昨年4月、社会人になったという。
「親孝行? たまにケーキを買ってきてくれますね。でも私はまだまだ“息子孝行”がしたい。息子が最近言うんですよ。『ドラマにどんどん出て』って。私も出たいよ。ママの演技を見せてあげたい」
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昨年公開された「夜明けまでバス停で」(渋谷プロダクション)では、コロナ禍に窮する居酒屋のパート女性を演じているが、
「厨房で皿洗いをしながら、余った焼き鳥を孫のために持って帰るような逞しいオバちゃん。これまでのバイト経験がちょっとは生かされたかな?」
昨年の宮古島国際映画祭で上映された出演作「宮古島物語ふたたヴィラ」(10ANTS)が順次公開予定。インタビュー冒頭で語った「沖縄ロケ」はこの映画の続編となる。
「演じるのが楽しくてしょうがない。今、撮影している『ふたたヴィラ第2章』も大阪弁の設定。『月はどっち──』よりも、スピーディーでガラの悪い大阪弁を話すんですよ。セリフをたくさんもらって、とてもやりがいがあります」
最後に定番(?)の質問をぶつけてみた。アサ芸でヌードグラビアに挑戦しませんか?
「いや~もう、それだけはカンベンして(笑)。いくつだと思ってるの!」