
ショコラコーディネーターやチョコレートジャーナリストとして活躍する市川歩美さん。ショコラ愛好家歴は25年以上という、チョコレートの専門家です。そんな市川さんが厳選したチョコレートの中から、バレンタインに贈りたいスイーツをご紹介。おしゃれな缶や箱に入っていて、ギフトにおすすめのものばかりです!
ブック型の缶がおしゃれ!伝統的なイタリアのチョコレート「クレミノ」
1878年にイタリア・トリノで創業した、老舗のチョコレートブランド「ヴェンキ」。日本にも銀座などにお店を構える、チョコ好きには知られたお店です。そのヴェンキが手掛ける、ブック型の缶にはいったチョコレートボックスは、バレンタインにぴったり。
中には、4種類の「クレミノ」が美しく詰められています。クレミノとは、ヘーゼルナッツのペーストなどをチョコで挟んだもので、イタリアの伝統的なチョコレートです。かわいらしいキューブの包装を開けると、3つに分かれたきれいな層がお目見え。味わうだけでなく、目でも楽しめます。
また、イタリアの雰囲気漂うおしゃれな缶もポイント。食べ終わった後も、インテリアとして飾っておけるのが嬉しいですね。
「クレミノ 1878」はプレーンなクレミノ。ミルクジャンドゥーヤでアーモンドペースト入りホワイトチョコレートがサンドされています。「抹茶」味はめずらしいですね。「ダーククレミノ」は、ダークジャンドゥーヤ&アーモンドペースト入りです。私は「カプチーノ」がお気に入り。カプチーノの味をクレミノで表現しているのです。
実は、私もプレゼントしていただいてとてもうれしかったんです。手にしたとき「かわいい」と気分がアップすることって、大事ですね。(市川歩美さん/ショコラコーディネーター)
ユニークな素材を使った、芸術品のように美しいボンボンショコラ
2018年に開業したチョコレートブランド「ジョイス」。2021年には神戸に実店舗もオープンした、人気のショップです。ジョイスのショコラは、厳選した日本の食材と、世界中のカカオを組み合わせているのが大きな特徴。京都丹後の黒にんにくや、愛媛県の焼みかんといったユニークな素材が使われています。
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『selection』-セレクション10PBOXは、10種類のボンボンショコラを組み合わせたアソートです。1粒のショコラは、醤油×黒糖×生姜など複数の素材から作られているのが面白い!それぞれのフレーバーが見事にマッチしており、ふくよかな味わいを楽しめます。
シックでシンプルなグレーのボックスも、とってもおしゃれ!まるで芸術品が収められているかのような雰囲気で、高級感も醸し出しています。特別な人に贈りたい、贅沢なチョコレートです。
ドーム型の「すだち×酒粕」は、丈池さんが生まれ育った、徳島県産のすだちを使用。白鶴酒造の酒粕の風味が、きゅん、と甘酸っぱいすだちとマッチします。赤い「トンカ豆×グリオット」は、グリオットチェリーのコンフィチュールが、トンカ豆のさわやかな風味とベストマッチ。
「フレッシュなチョコレートを届けたい」という思いから、賞味期限は短め。私はいつも、丈池さんのチョコレートが届くと、フレッシュなお野菜や料理のように、早く味わおう、と思います。(市川歩美さん/ショコラコーディネーター)
トリュフとチョコレートのマリアージュが秀逸!高級感漂うフィナンシェ
東京・中目黒のフレンチレストラン「クラフタル」のオリジナルスイーツ。トリュフの芳醇な香りとチョコレートを同時に味わえる、贅沢なフィナンシェです。レストランのお客様から「常温で日持ちのする高級手土産スイーツ」というリクエストを受け、シェフが考案しました。
材料に使うトリュフは、フランスで200年以上続くトリュフ専門店「ラ・メゾン・ド・ラ・トリュフ」のものを使用。最高級のアーモンドパウダーや、リッチなコクを楽しめる発酵バターなど、そのほかの素材も厳選しており、高級感が漂います。
常温で保存でき、シックな落ち着いた箱入りなので、プレゼントにぴったり。個包装なので、会社や相手先にバレンタインギフトを持っていく、というシーンにもおすすめです。
保存方法と食べ方を伺うと「冷蔵庫で保存して、常温に10分ほどもどして味わってください。冷たいままだと、生地とチョコレートの口溶けがそろわないからです。そのままでももちろん、コーヒー、紅茶などのあたたかい飲み物によく合います」とのこと。
私は「トリュフフィナンシェ」ファンなので、このボックスが冷蔵庫に入っているだけで、あー、まだ冷蔵庫にある」と幸せになれます。(市川歩美さん/ショコラコーディネーター)