
不良のエピソードで、金属バットや鉄パイプで襲われた、みたいな話を耳にすることはあるが、芸人ともなると、なぜかその上をいく。「拳銃を突き付けられた」体験談がけっこうあるのだ。
おぎやはぎの小木博明は、サイパン旅行で仲間とレンタカーを借りてドライブ。「イエーイ!」と叫びながら、バカ騒ぎをしていた。
「ちょうどその時、サイパンの2大チームがケンカしてる時で、騒いでいる俺らを相手のギャングが敵対ギャングだと思って。縄張りにちょっと入っちゃったんだろうね。それで怒って、ずっと追いかけ回されて」
と、小木は振り返る。
不審な車に付けられていることに気付いた小木は、
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「ヤベェってなって。もうちょっと俺らも騒いでいられなくなって、どうしようって」
とりあえず、人の多いところへ行こうということで、ホテルの駐車場に停めたところ、その前にギャングの車が停まり、身動きが取れなくなった。
ギャングはすぐさま車のグローブボックスから銃を取り出し、小木らに向けてきた。
「俺らは『何だこれ!?』って。で、後ろに金網があって、そこに手をかけさせられ、説教されて。『どこのギャングだ』『ジャパニーズ、ジャパニーズ』って。『俺らなんてダメな人間だ』みたいな感じで、本当に情けないヤツらなんだと。それで許してくれたの」
どうにか解放された経緯を、そう語っている。