■地元・宮崎で撮影
地頭江の地元である宮崎で撮影したという本作。特に印象的な場所について聞かれると、日向岬の景勝地「馬ヶ背」を挙げ、「自然をすごく感じられる所なんです。宮崎は自然が豊かで緑が多いイメージはあったんですけど、こういう“大地”を感じる場所があったのは新発見でした」と明かす。
また、メンバーの反響については「劇場に本を置いてくださっているんですけど、メンバーだけじゃなくてスタッフさんやメイクさん数人で一冊を囲んで『これがかわいいね』『これはどうやって撮ったの?』って、興味津々に見てくださっていました。ほぼ毎日会っていて、私の素も知っている方たちに褒めていただいてうれしかったですし、その方たちにも見せていない自分が見せられているんだなと実感しました」と、うれしそうに振り返った。
特にリアクションの大きかったHKT48メンバーについては「松岡はなさんなんですけど、私と目が合う度に表紙の物まねをしてくるんですよ(笑)。でも、たくさん褒めてくださるんです。何回も見て『このショットが好き』とか言ってくれて、いじられているかな?って思うところもあるんですけど、愛がある感想をくださってすごくうれしいです」とはにかんだ。
その表紙カットではサーフボードを背負っているが、ほぼ初体験だというサーフィンは「1回だけちゃんと波に乗れました」とのこと。続けて「これができるようになったら毎年夏は海に通っちゃうんだろうなって思いました。波に乗って立ち上がるのが難しいので、まずは地面から練習します」と、また挑戦する意欲を見せる。
■お気に入りは浴衣ショット
そしてお気に入りカットには浴衣の写真を挙げ、「外の雰囲気のある場所でしっかり浴衣姿の撮影をしたことがあまりなかったのと、どうしても写真集で浴衣を着ているショットを載せたかったんです。私のこだわりで載せたものだったんですけど、ファンの方たちも『浴衣のショットすごくいいね』ってすごく褒めてくださって、ファンの方との意思疎通が無意識にできていたという感じもうれしくて。表情も『私ってこんな顔できるんだ!』という写真がすごく多かったのでお気に入りです」と理由を語った。
あらためて、出来上がった写真集の“自己採点”については「自然な笑顔をスタッフさんに引き出していただきましたし、写真集を発売するにあたってどうしたらファンの方が喜んでくださるのかという思いをたくさん込めましたし、秋元(康)先生が付けてくださった帯コメントだったり、タイトルだったり、ファンの皆さんからの気持ちも詰まって、120点満点だなと思います」と晴れやかな表情で胸を張った。
1月31日に発売された同写真集は、宮崎を舞台に撮影。クルスの海展望台やサンメッセ日南、青島神社などを巡り、ふとした瞬間の笑顔、考え込んだような真面目な表情、ちょっとだけ困った苦笑い、無邪気にはしゃぐ姿など、21歳(撮影時)の地頭江の姿が描かれている。
◆取材・文・撮影=ブルータス・シーダ