
重度のアルコール依存症に陥り、社会的破滅の崖っぷちまで追い詰められた著者。しかし、すべてを失う寸前で抜け出す糸口をつかみ、ついに依存症からの脱却に成功する。そんな著者による、アルコール依存症を克服するための方法とは! ※本記事は、阿部ケニー氏の書籍『アルコール依存症だった私』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。
【前回の記事を読む】腐った食べ物は危険なはずなのに…私たちが「納豆を食べられる」ワケ
第二章
アルコール依存症を克服する為の四つのステップ
②なりたい自分を想像する
では、私自身が断酒して体感したメリットを書き出します。あなたが「私もこうなりたい」という項目があれば、目を閉じてそうなった自分を想像してみて下さい。もちろんいくつ選んでも構いません。新しくどんな理想像を創造しても構いません。できるだけ具体的に鮮明に想像して下さい。あなたには本当に素晴らしい日々が待っています。
広告の後にも続きます
■精神が安定し、心が軽くなります
私はいつ頃からアルコール依存症だったのか、今となってはわかりませんが、本当に毎日精神的に追い詰められていました。何かあればすぐにイライラしたり、大きな声を出したり。断酒してからは精神が安定し、心が軽くなりました。悪夢を見たり、起きたあとの倦怠感もなくなりました。
■時間が増えます
まさに一日が今までの二倍になった感覚です、今まで本当に時間の使い方が下手だったと痛感しています。断酒のおかげで、息子とゲームをしたり、油絵を描いたり、YouTube投稿に挑戦してみたり、本の執筆活動に繋がったり、沢山の時間ができました。
■お金に余裕ができます
単純に飲酒関係の出費がなくなりました。計画的にお金を使うようになりましたし、仕事の取り組み方も変わりましたので収入も増えました。経済的には何倍も楽になりました。