日曜東京11Rの東京新聞杯(4歳上、GIII、東京芝1600m)はナミュール(牝4、栗東・高野友和厩舎)が決める。
4歳牝馬では屈指の実力馬。当然のように昨年は牝馬3冠路線を歩み、オークス3着、秋華賞2着と素晴らしい成績を残した。ハービンジャー産駒ということもあって、中距離向きのイメージを持っているファンも多いだろう。しかし、体型や走りからは典型的なマイラー。母系の影響が強く、胴が詰まっていて脚の回転が速いので、本来は直線の長いマイルで末脚を生かす形がベストだ。過去の名馬でいえば、同じくキャロットファームの所有馬だったハープスターとイメージがダブる。
今回は2歳時に圧勝した赤松賞と同じ、東京芝1600mが舞台。当時の勝ち時計1分33秒8、上がり3F33秒0という数字は、マイラーとしてのポテンシャルの高さを物語っている。同じコースで行われる大目標のヴィクトリアマイルに向けて、牡馬相手でも負けられない一戦だ。
【東京新聞杯】待ちに待った得意のマイル戦 ナミュールの末脚全開だ
2023年2月5日