ラ・リーガ第17節延期分、レアル・マドリード対バレンシアが現地時間2日に行われた。この試合では、バレンシアのブラジル人DFがあまりに危険なファウルを犯している。
年明けから1勝もできないなど不調なバレンシアは、この日も苦戦。52分にマルコ・アセンシオの芸術的なミドルシュートで先制点を許すと、その3分後にヴィニシウス・ジュニオールに追加点を与えてしまった。
そして0-2で迎えた72分、事件は起きた。敗色濃厚な中でフラストレーションが溜まっていたか、DFガブリエル・パウリスタが同胞のヴィニシウスに対してとんでもないファウルを犯したのである。
左サイド深くでヴィニシウスがボールを持つと、ガブリエルが左足を出す。これをヴィニシウスがジャンプしてかわすと、その直後にガブリエルが思いっきり右足を振り上げ、ヴィニシウスを転倒させたのである。
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ガブリエウの右足は明らかにボールに向かっておらず、ただただヴィニシウスを痛めつけるための愚行だった。幸いにもヴィニシウスはすぐに立ち上がったが、ヒットしていればかなりのダメージだったはず。主審は即座にレッドカードを提示したが、1試合の出場停止で済まされるようなことではない。
そのガブリエルについては、バレンシアを率いるサルバドール・ゴンサレス・マルコ暫定監督も苦言を呈している。チームとしてうまくいかず、イライラする気持ちがわからなくはないにせよ、選手を壊しかねない行為は愚かだ。
