今冬、去就を巡る報道が相次いだカイセド。チェルシーの関心も示されるなか、2度のオファーを出したアーセナルが最終的にアドオン込みで7000万ポンドを積んだが、ブライトンに即却下され、移籍が実現しなかった。
カイセド本人も当初こそクラブ公式サイトで残留意思を打ち出したが、アーセナルの1stアタックが明らかになってから、自身のSNSでそれを覆す移籍志願の声明。だが、ブライトンのスタンスは最後まで揺るがなかった。
今冬の移籍マーケットが閉幕するまで練習参加が禁じられたカイセドは再合流したが、イギリス『サン』によると、代理人のマヌエル・シエラ氏は『Marca90Ec』で選手の明確な移籍意思と嘆願文の作成関与を認めた。
「テーブルの上にあるオファーを目にして、モイセスは『前に進みたい』と言った。あれは生涯における夢。人生で二度とないかもしれないチャンスだ」
「そして、あのステートメントの下書きを手伝った。彼にプレミアリーグでプレーする夢を叶えるチャンスを与えてくれたクラブへの願いと感謝を込めてね」
また、「明日、何が起こるかなんてわからない。練習でケガするかもしれない。何が起こるかわからないんだ」とも述べると、物議を呼んだ移籍嘆願文を含め、ブライトンと合意してのものだと正当性を強調している。
「モイセスは声明を発表する許可をクラブに求めた。彼が練習に参加せず、試合に出なかったのは彼らが休暇を与えたから。でも、ブライトンは彼を突き放しはしなかった」
「彼らは状況を理解し、彼のことをとても愛している。合意の上だったんだ」