“切り抜き動画”を投稿するチャンネルが、別の切り抜きチャンネルから著作権侵害の申し立てを受けたと訴え、話題となっています。
切り抜きチャンネルがライバルのチャンネルに著作権侵害の申し立て?
2月2日、「ひろゆき」(登録者数160万人)の切り抜きチャンネル「ひろぬき」(登録者数24万人)がツイッターを更新。同じくひろゆきの切り抜きを投稿する「ひろゆきの部屋」(同87万人)から著作権侵害の申し立てを受け、チャンネルがBANされたと報告しました。
ひろぬきが添付したYouTubeの管理画面のスクリーンショットには、「5回目の著作権侵害の警告 アカウントは2023/02/09に停止されます」という文言や、申立人として「ひろゆきの部屋」の名前が記載されているのが確認できます。
ひろぬきは「本人か虚偽の通報かは分かりません」としつつ、ひろゆきが所属するガジェット通信に対応を求めました。
そんな中、切り抜きチャンネル「ひろゆきのマインド」(同31万人)も2月2日にツイッターを更新。「現在は撤回されていますが」としつつ、同様に「ひろゆきの部屋」から著作権侵害の申し立てがあったことを明かしました。ひろゆきのマインドは「かつてのひろゆきの部屋さんならそんなことをする人じゃないはず…。」とも綴っています。
いつの間にか削除通知が多数来てました。
現在は撤回されていますが…
かつてのひろゆきの部屋さんならそんなことをする人じゃないはず…。 pic.twitter.com/M47KBihvAG— マインド (@Mindkari) February 2, 2023
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その後、ひろぬきは再びツイッターを更新。BANは回避できたらしく、「今回の著作権侵害の件、声を上げてなかったら、高確率でなあなあで済まされてたっぽい気がして正直ゾッとしました…」と投稿しました。(ひろぬきのこれらのツイートは現在削除されています)
YouTubeの切り抜きブーム
“切り抜き”とは、動画の一部を切り抜き、テロップを挿入するなどして見やすく編集したものを第三者が自身のチャンネルに投稿するというもの。
著作権を侵害しているといえるコンテンツですが、ひろゆきは切り抜きを公認し、その結果自身のチャンネルの登録者・再生数を激増させることに成功しました。すると、これに追随するかたちで切り抜きを公認するYouTuberが続出。その結果、切り抜きは2020年の終わり頃から一大ブームとなりました。
しかし現在では切り抜きブームのピークは過ぎ、以前ほど再生数が稼げなくなった様子。さらに「中田敦彦」(同503万人)や「ヒカル」(同484万人)が、自身にメリットがないとして切り抜き禁止を発表するなど、流れが変わってきているようです。
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