
太宰府天満宮(福岡県太宰府市)は、約200種類、約6000本の梅が見頃となる時季を迎えます。その天満宮の隣にある「九州国立博物館」では、特別展「加耶」を開催中。「飛梅」の故事にちなみ、学問の神様、菅原道真の多様な姿を紹介する「天神さま」も注目です。2月18日(土)には講談師で人間国宝の神田松鯉さんが出演する「みゅーじあむ寄席」も開催予定。早春の九博は見どころ満載です。
【特別展】「加耶」 <3F>
会期:開催中~3月19日(日)
会場:3階特別展示室
観覧料:一般1,700円、高大生1,000円、小中生600円
「加耶」をテーマにした大規模な展覧会は、日本国内では30年ぶり! 最新の発掘成果をもとに、加耶の興亡と交流の歴史に迫ります。
キーワード①「加耶」
「加耶」とは、3~6世紀ごろ朝鮮半島南部にあった小国群のこと。本展では、加耶を代表する4つの国を紹介します。

キーワード②「鉄の国」
鉄生産で力をつけた加耶。周辺の強国に立ち向かうため、豊富な鉄で武器や武具、馬具を作りました。
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■<金官加耶>「短甲」

4世紀
韓国国立中央博物館
画像提供:九州国立博物館
■<大加耶>「馬冑」

5世紀後半
韓国国立晋州博物館
画像提供:九州国立博物館
■<阿羅加耶>「有刺利器」

4世紀末~5世紀前半
韓国国立金海博物館
画像提供:九州国立博物館
キーワード③「金で飾る」
有力者は、豪華な冠や耳飾り、金銀のアクセサリーを身につけていたそう! 細かな装飾に注目してください。
■<大加耶>「金製耳飾り」

6世紀前半
韓国国立晋州博物館
画像提供:九州国立博物館