「コップを手にとる仕草が俳優のようで色気がある」「スーツのサイズ感とネクタイの色がいつも最高」「カクテルに詳しいのに、自慢せずに質問した時にだけ教えてくれるから大人の余裕を感じる」──というように。とにかく具体的に。
彼に対して「そう見えていたのか」と、新鮮な快感を与えられます。褒め言葉に、説得力が宿ります。
普段から何かに心が動かされた場合、理由を考えて、言葉にする練習をしておきましょう。映画や、仕事の出来事など。異性に対してだけでなくても練習になります。必ず役に立ちます。
家族や、友人や、仕事の相手にも唱えてみましょう。案外とみんな上手に誉められた経験がないので──褒め言葉に耐性がないので──みるみる反応が変わりますよ。
■ラブスペルの使い方
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このラブスペルはあくまで一例です。
彼の良いところを発見したら“どこに心が動いたか”を具体的に唱えましょう。ただ単に「すごいですね」「カッコいいですね」と、口にするだけでは社交辞令で終わります。
長々とした説明になっても構いません。褒め言葉だけは──それ以外の話は“短くシンプルに”が鉄則ですが──どれだけ長くなっても許されます。彼も聞きたいわけですから。
彼は謙遜するかもしれません。そんな時は「いえ、本当のことですよ」と否定しましょう。さらに心を奪えます。とにかく褒めるのはコミュニケーションのコツなのです。
■14歳の少年に説明するようにわかりやすく伝える
男性に理解させたい時は“気持ちの話はせずに、とにかく事実だけを伝える”が鉄則です。
こんなにもコミュニケーションがスムーズに進むのかと驚くはず。ここまで言葉にしないと伝わらないのか──という細かな部分まで言葉にするくらいです。14歳の少年に説明をするようなイメージです。
伝える前に、その少年が理解できるかなと考えてみましょう。
(文:浅田さん@令和の魔法使い、イラスト:塚由叡)