2月1日(現地時間1月31日)、ロサンゼルス・レイカーズは敵地でニューヨーク・ニックスと対戦。試合は延長までもつれる大激戦となったが、19得点9リバウンドを挙げた八村塁の活躍も光り、129-123で2連敗から脱出する勝利をつかみ取った。
先発メンバーに名を連ねた八村とエースのレブロン・ジェームズは、試合序盤から華麗な連携で得点シーンを量産。真っ先に敵陣へ切り込む八村にレブロンがパスを繰り出せば、3ポイントラインでフリーになっている“28番”にボールを配給するなど、スコアに結びつくプレーを作り出す。
延長戦でも八村はレブロン、アンソニー・デイビスらとコートに立ち続け、試合時間残り1分44秒にはジェイレン・ブランソンのレイアップを指先で阻止。当初はゴールテンディングと判定されたが、レビューの結果からブロックが認められ、3点差に迫られていた場面を5点差に戻した。
試合後の記者会見に出席したレブロンとデイビスは、「彼(八村)は序盤からアグレッシブなオフェンスを披露していた」とコメント。好調なパフォーマンスを見せた八村を評価しつつ、より自身のスキルを発揮してもらいたいと考えているようだ。
「塁にはチームの型にはまるのではなく、彼の持ち味をチームに追加してもらいたい。彼の能力をつぎ込んで、その働きを毎晩の試合で見せてもらいたいね」
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終盤のカギとなったブロックについては「あのブロックで今日の試合を締めくくることができた。彼は素晴らしい選手だと思うよ」と、チームを救う値千金のプレーだったと回顧。最後まで積極性を貫いた“ニューフェイス”に賞賛の言葉を贈った。
チームに合流してからまだ日の浅い八村だが、ニックス戦のようなプレーを継続できればレブロンら中心メンバーからの信頼も増していくことだろう。2日時点で24勝28敗でウエスタン・カンファレンス13位に沈んでいるレイカーズを、ぜひともプレーオフ圏内まで押し上げてもらいたい。
【動画】19得点9リバウンドを挙げた八村のニックス戦ハイライト!