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“受精に欠かせない遺伝子”発見 男性不妊の治療法開発に繋がる可能性

ABEMA TIMES

 大阪大学の研究チームは、受精に欠かせない遺伝子を発見したと発表した。

【映像】研究結果の発表

 日本を含む先進諸国では、カップルの6組に1組が不妊に悩み、半数程度は男性側に原因があるという。不妊治療に関心が高まる中、大阪大学の宮田治彦准教授らの研究チームは、正常な受精に欠かせない遺伝子を発見した。

 精子は射出直後、頭部を覆う「先体」が破れ、そのことによって卵子と受精することができる。研究チームはこの現象に着目し、関係するとみられる3つの遺伝子をそれぞれ精子から取り除いたマウスで実験を重ねた。その結果、FER1L5と呼ばれる遺伝子を失った精子は、形態や運動性が正常であっても先体が破れなくなっていて受精できないことを確認した。

「FER1L4が欠損している雄マウスとFER1L6が欠損している雄マウスからは正常に子どもが生まれてきた。一方で、FER1L5が欠損しているマウスからは、ほとんど子どもが生まれてこなかった」(大阪大学微生物病研究所・宮田治彦准教授)

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 研究チームによると、FER1L5は人間の精子にも存在しているという。そのうえで、今回の発見が男性不妊の診断法の確立や治療法の開発に繋がるとしている。(ANNニュース)

 
   

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