シリーズ読者投稿~忘れられない「あの人」と~ 投稿者:Eさん(千葉県・50代女性)
ある暑い日、Eさんは赤ん坊だった長男を連れて、コンビニに立ち寄ろうとした。
しかし、ドアが重くて、押していたベビーカーが通れない。彼女が困っていると金髪、ピアスの「いかにも」な若者がやってきたという。

<Eさんの体験談>
長男がまだ赤ちゃんだった時の話です。当時住んでいた場所は田舎で坂道が多く、とても不便でした。
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ある暑い日、ベビーカーを押しながら買い物に行き、コンビニに立ち寄ったのですが、入り口は自動ドアではなく、押して固定しないといけないタイプ。しかもその扉が重くて、ベビーカーを通すことができませんでした。
若者は無言のまま…
私がドアのところで困っていると、一人の男性が近づいてきました。金髪にピアスで、「いかにも」という感じ。高校生くらいで、手には棒アイスを持っています。私はつい、身構えました。
しかしその人は無言でドアを押さえてくれて
「どうぞ」
と目で合図を送ってくれたのです。

私が「ありがとうございます」とお礼を言うと、彼は恥ずかしそうに少し頭を下げて、足早に去っていきました。
人を見た目で判断した自分が恥ずかしいです。