■武装集団「百鬼夜行」の不気味な目的とは
同作は、全編完全オリジナルの“タイムリミット・バトル・サスペンス”。日本が誇る神奈川県内の総合病院「界星堂病院」が、突如、鬼の面をかぶった武装集団「百鬼夜行」によって占拠され、巻き込まれた一人の捜査官・武蔵三郎(櫻井)が人質を救うため犯人に立ち向かっていくストーリー。
武蔵の妻で人質となってしまう心臓外科医の裕子を比嘉愛未が、武蔵と共に武装集団に対峙する神奈川県警本部長・備前武を渡部篤郎が、現場で指揮をとる管理官の和泉さくらをソニンが演じる。
Twitterのトレンドランキングは今週も1位を獲得し、目的の分からぬ鬼の正体や、武蔵のアクションと活躍に毎回期待の声があがっている。
■医師が違法ドラッグパーティーに関与していたことが暴露された
第3話では、「百鬼夜行」のメンバー緑鬼・橙鬼・茶鬼の正体が明らかになった。百鬼夜行の最年長で、チームの精神的な支えでもある「緑鬼」(周防誠)を演じていたのは、村上淳。血の気が荒く、キレやすい乱暴者「橙鬼」を演じていたのは、森田甘路。神経質であらゆる変化を敏感に感じ取る「茶鬼」を演じていたのは、ラバーガールの大水洋介だと解禁された。
「緑鬼」の周防は、タレント医師・土佐(笠原秀幸)が犯した罪に深く関わる人物であった。土佐は去年のハロウィンの日にクラブで違法ドラッグパーティーを開いており、薬の過剰摂取によって死亡した周防あかりを急性心筋梗塞として処理し、違法ドラッグのことを隠ぺいしていた。緑鬼はあかりの父だったのだ。
橙鬼と茶鬼の目的は今後明らかになってくるだろう。
■鬼たちは病院に恨みを持っているのか?
鬼たちは、人質の過去の悪行を世間に暴いていくのが目的なのだろうか。界星堂病院へ恨みを持つ鬼もいそうな雰囲気だ。ラストシーンで武蔵が横たわる白衣のマネキンを裏返してみたところ、カウントダウンとともに時限爆弾が設置されているのを発見。界星堂病院の白衣を着たマネキンは怪しく目を光らせながら爆発したため、武蔵は「ウソだろー!」と叫びながら爆風に吹き飛ばされてしまった。
病院内には報道系動画「イナバウアーチャンネル」を配信する因幡(明日海りお)も潜伏中。どこで誰の活躍が光っていくかはまだ分からないが、視聴者は物語の中の傍観者同様にSNSで謎めいた展開を楽しんでいる。
「大病院占拠」第4話は2月4日(土)夜10:00-10:54、日本テレビ系で放送。
◆文=ザテレビジョンドラマ部