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落ちぶれたポルノスターは再起できるか? ショーン・ベイカー新作「レッド・ロケット」

キネマ旬報WEB

 

「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」のショーン・ベイカーが、落ちぶれた元ポルノスターの再起を夢見る日々を描き、第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された「レッド・ロケット」が、4月21日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷 、シネマート新宿ほかで全国順次公開される。

 

 

「ポルノ界のアカデミー賞を5回逃した」ポルノ俳優だったが、今や落ちぶれ、無一文で故郷テキサスへ舞い戻ったマイキー。別居中の妻の家に転がり込むことに成功したが、17年のブランクのおかげで仕事はない。昔のつてでマリファナを売りながら糊口を凌いでいたある日、ドーナツ店で働く少女と出会い、再起を夢見るが……。

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ご都合主義で薄っぺらな主人公マイキーを演じるのは、ポルノ出演映像が流出したせいで一時は表舞台から姿を消すなど、役柄と重なるようなスキャンダラスな過去を持つサイモン・レックス。撮影監督は「WAVES/ウェイブス」のドリュー・ダニエルズで、16mmフィルムによりテキサス郊外とそこに生きる曲者たちをいきいきと映し出す。

北米ではA24が配給し、「陽気で、最低で、魅力的!」(ジャド・アパトー/「40歳の童貞男」監督)、「今年最もエキサイティングな映画」(サフディ兄弟/「グッド・タイム」「アンカット・ダイヤモンド」監督)、「最高に楽しくて、野蛮なほどスマート。まぶしいほど風刺的で、最後には心をつかまれる」(Mashable)といった称賛コメントが寄せられた本作。破壊的ナルシストの大迷惑ストーリーに振り回されつつ、胸を打たれるはず。

 

 

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