実際の距離感はもちろんだが、MCでは一気にお笑い芸人化!? カリスマ性溢れるオーラとスキルを放っていたメンバーたちは、無邪気な姿に戻り、親近感溢れる存在に。トゥメ(ファン)を喜ばせたいという思いで、この日もファンが手にしたボードのコメントに応え、「可愛くてごめん」と全員でポーズをしたり、「俺とユニバ行かへん?」(ジュンギュ)、「たこ焼きあ~んして」(ソ・ジョンファン)などと関西弁でトゥメにメッセージを送ったり、パク・ジョンウとアサヒが渾身の「ゴイゴイスー」(ダイアン津田氏のお墨付き)を披露したりと、お笑いも全力! バラエティー力も抜群の彼らであるが、ありがとうの気持ちを伝えたいと全員マイクなしで「ほんまおおきに!」と叫んだりと、フレキシブルに対応できる自由度の高さとともに、つねに感謝の気持ちを忘れない謙虚さもまたTREASUREの魅力と言える。
そんな彼らのひたむきな姿勢とファンに対する思いはアンコール最後のMCで炸裂。ライブの感想とトゥメへの感謝をひとりずつ述べるとともに、これまでを振り返り、大粒の涙を見せた。

TREASURE
「こんなに大きいステージに僕たちを連れてきてくれてありがとうございます。今、このステージに立てていることは当たり前だと思わないし、思っちゃいけないです。僕たちはこれからも謙虚な気持ちで頑張ります。また必ず帰ってきます。大阪で会いましょう。愛してます。」(チェ・ヒョンソク)
「みなさん、韓国語で感想を言ってもいいですか? (涙で頭が回らず)日本語が出なくてごめんなさい……。幼い頃から練習してきて、大きな会場で歌える歌手になれるか悩むこともありましたが、こうやって夢を叶えてくださりありがとうございます。」(ジフン)
「僕が見ている光景が本当に夢のようで、コンサートしながらずっと終わってほしくないなと思っていました。小さいときに京セラでコンサートを見て、自分もいつかこうなりたいと思い続けてきました。見ていた側から今、ここに立つ側になって、改めて感謝することも増えました。何年経っても、僕がおじさんになっても、おじいちゃんになっても僕はTREASURE MAKERの自慢のアーティストでいたいです。」(ヨシ)
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「11月からアリーナツアーがはじまって、みなさんのおかげでたくさんのステージに立ってきました。今日の京セラドーム公演を迎えるまでの期間、トゥメのみなさんと過ごす時間が本当に幸せでした。本当にありがとうございます。愛してます。」(ジュンギュ)
「みんないろいろなところから来てくれていると思いますが、こうやって京セラドームで会えて本当にうれしいです。ありがとうございます。」(ユン・ジェヒョク)
「大阪で生まれて、大阪で(ツアーを)締めくくれるのはとてもうれしくて。こうやってメンバーたちと一緒にいて毎日楽しいですし、TREASURE MAKERのみなさんと一緒にいて楽しいですし……毎日毎日が幸せです。より一層いい姿で戻ってこられるように頑張ります。あと、一緒に頑張ってくれたメンバーにも、メンバーの家族の方々にもすごく感謝しています。」(アサヒ)
「トゥメのみなさん、今日は来てくださってありがとうございました。とても遠いところから来てくださった方もいらっしゃいますよね。今日来てくれたすべてのみなさんに感謝しています。ずっと元気で一緒にいよう! ……トゥメ、今日もやばかったねぇ~!」(ドヨン)
「すごく幸せな思い出を作ってくださって、TREASURE MAKERのみなさん、本当にありがとうございました。(ドームのステージに立つという)僕のひとつの目標が叶った気がしてすごくうれしいです。」(ハルト)
「京セラドームのみなさんのパワーをもらって本当に胸が熱くなりました。僕たちの歌やステージを見てみなさんも同じ気持ちだったら嬉しいです。これからもめっちゃ頑張りますので、いつまでも応援よろしくお願いします。」(パク・ジョンウ)
「みなさんのおかげで本当に楽しい時間を過ごせました。こんなに大きい京セラドームのステージに立てるのはTREASURE MAKERのみなさんがいたからです。これからも素敵な景色を一緒に見られるように、僕たちずっと頑張ります。」(ソ・ジョンファン)
神妙な面持ちのメンバーたちであったが、「ファイト!」と声と手を重ね、再びギアを入れたメンバーはWアンコールまで行い、全29曲(メドレー/アンコール含む)を披露。同時にこの公演の模様は日本全国の映画館でも上映(生配信)されたが、最後はTREASUREらしくエネルギッシュにステージを所狭しと動き回り、初のドーム公演、初来日ツアーを笑顔で締めくくった。

TREASURE
日本出身メンバーであるアサヒ(地元大阪)、ヨシ(兵庫)、ハルト(福岡)は、感慨もひとしおだったに違いない。感涙の初のドーム公演は、TREASUREとTREASURE MAKERの想いがひとつになった記念すべき瞬間であったとともに、幼き日に京セラドーム大阪でBIGBANGのライヴを見て「自分もいつかこのステージに立ちたい!」と歌手になることを誓った少年たちのひとつの夢が叶った瞬間でもあった。ツアーはここで幕を閉じるが、TREASUREの快進撃ははじまったばかり。新たに「ドームツアー」という夢ができた今後のさらなる活躍に期待したい。
京セラドーム大阪にて初披露した3月22日(水)リリースのJAPAN 1st SINGLE『Here I Stand』は、シリーズ累計1,800万部を超える、週刊少年ジャンプ(集英社)にて絶賛連載中の人気作品「ブラッククローバー」(著:田畠裕基)初の映画『ブラッククローバー 魔法帝の剣』(3/31(金)より日本全国ロードショー)の主題歌として書き下ろされた日本オリジナル楽曲となっている。
『Here I Stand』のCDには同楽曲のほか、1/4(水)さいたまスーパーアリーナ公演のライブ音源など全5曲を収録予定。DVD/Blu-rayには、1/4(水)さいたまスーパーアリーナ公演のライブ本編などを初収録した約3時間に及ぶ豪華映像収録予定。
また、同楽曲の『Here I Stand -Anime Edit-』が本日1月30日(月)より配信リリース開始。
各配信ストアでの楽曲再生キャンペーンも実施されるので、キャンペーンの詳細はオフィシャルHPをチェック。