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「大きな違いを生んだ」スター軍団パリSGを苦しめた伊東純也。敵地での躍動に仏紙絶賛「ドンナルンマに警戒を強いた」

THE DIGEST

「大きな違いを生んだ」スター軍団パリSGを苦しめた伊東純也。敵地での躍動に仏紙絶賛「ドンナルンマに警戒を強いた」

 現地時間1月29日に行なわれたリーグアン第20節、スタッド・ドゥ・ランス(以下ランス)は首位パリ・サンジェルマンと引き分け、公式戦連続無敗を14試合(リーグでは12試合)に伸ばした。

【動画】相手の退場も誘発した伊東純也。パリSG対S・ランス戦ハイライト 敵地パルク・デ・プランスでの一戦、スター軍団相手にも積極的に仕掛けて決定機も創出したランスは、51分にリオネル・メッシのシュートのこぼれ球を拾ったネイマールのドリブルシュートで失点を許すも、59分に伊東純也への危険なタックルでマルコ・ヴェッラッティが退場となったホームチームを攻め立て、アディショナルタイムの5分にカモーイ・ドゥンビアのスルーパスを受けたフォラリン・バロガンがGKジャンルイジ・ドンナルンマをかわしてゴールネットを揺らし、劇的に勝点1を奪取してみせた。

 伊東は2列目右サイドでウィンガー的役割でのチャンスメイクの他、チームメイトとの連係やゴール前への飛び出しで自身がフィニッシュに絡むなど、幾つか印象的なプレーを披露。また、前述のヴェッラッティの一発退場の他、マルキーニョスへの警告も誘発するなど、チームへの貢献ぶりは多岐にわたった。

 クラブのSNS、公式サイトとともに試合結果のレポートにそのプレー写真が使われた背番号39に対する現地メディアの報道を見ると、日刊紙『LE FIGARO』は「アレクシス・フリップスと伊東がパリジャンを苦しめた」と綴り、ランスの両ウイングが効果的なプレーをしたことを強調し、以下のように続けている。

「それぞれ、左右のウイングを務めたアタッカーは、試合において大きな違いを生み出し、チームの成功に積極的に関与した。彼らは活気に満ち、技術も高く、敵陣の最後の30メートルで適切なプレーを見せて、相手守備陣を翻弄し、不安を掻き立てた。2人に代わって出場したミチェル・ファン・ベルヘン、アルベル・ゼネリも、パリSGの最終ラインに問題を引き起こすなど、ランスは(このポジションでの)人材の豊富さを示した」
  一方、フランスのサッカー専門サイト『maxifoot.fr』は、「ウィリアム・スティル監督のチームはパルク・デ・プランスで後悔しないプレーをするという約束を守り、バロガン、フリップス、伊東が序盤から前に出る姿勢を貫いて、ドンナルンマの牙城に迫った。中盤の幅広いプレー、イェンス・カユステの能力、そして2人のウイングとしてのプレーにより、シャンパーニュのクラブは、まるでホームスタジアムにいるかのようだった」と、攻撃陣全体を称賛した。
 『Made in PARISIENS』は、メッシ、ネイマール、キリアン・エムバペが揃いながらも前半からランスに押され気味だったことを伝え、後半からヴェッラッティを投入して流れを変えようとするも、伊東の右足を踏みつけるタックルで退場になり、より自チームを不利な立場に追い込んだと指摘。ただ、このように勝敗に直結するプレーに関与した日本人選手に対する10点満点の評価は、チーム3番目タイの「5」とやや厳しめだった(マン・オブ・ザ・マッチにはフリップスを選定)。

 またフランス国外のメディアでは、ベルギーのサッカー専門サイト『WALFOOT.BE』がこの一戦に言及し、「元ヘンクの選手である伊東は、非常に活発なプレーを見せ、ドンナルンマに警戒を強いた」とポジティブに言及した他、ヴェッラッティのレイトタックルを受けて、パリSGにさらなるトラブルを引き起こしたとも報じている。

構成●THE DIGEST編集部
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