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電車の床にQRコード? JR九州に聞いてみた

おたくま経済新聞

 鉄道車両、特に通勤電車の内装というとシンプルなものが多いのですが、ちょっと風変わりな電車が九州に走っています。

 筑肥線から福岡市地下鉄へ乗り入れている、JR九州の305系電車。車内の床を見てみると、QRコードのような模様になっています。JR九州に話を聞いてみました。

【元の記事はこちら】

 JR九州305系電車は、2015年に登場した直流通勤形電車。それまで福岡市地下鉄空港線との相互直通運転に使用されていた103系1500番台の老朽化にともない、投入されました。

 ほかのJR九州の鉄道車両と同じく、工業デザイナーの水戸岡鋭治さんがデザインを手がけた305系。正面は白い枠に黒1色、側面は白1色というモダンな外観ですが、内装は木製の背もたれを持つ座席をはじめ、水戸岡さん独特の遊び心に満ちた空間となっています。

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 先頭車両は豪華列車「ななつ星 in 九州」と同じく、南米産の木材タイルを使ったフローリング。それに対し、中間車両の床はQRコードが一面にデザインされているように見えます。

 JR九州の広報部に問い合わせてみたところ「床に『QRコード風』のデザインが施されております。あくまで『QRコード風』なので、読み込むことはできません」とのこと。

 よく見ると、QRコードの読み取りガイドとなっている二重の四角パターンが4つあったり(QRコードでは3つ)、その四角もそれぞれ微妙にデザインが異なったりしています。丸や三角、斜線などバラエティに富んでいて、思わず種類を数えたくなっちゃいますね。

 通勤・通学は味気ないものになりがちですが、そんな空間にも遊び心を持ち込もうというJR九州と水戸岡鋭治さんの車両デザイン。ほかの鉄道事業者にも広がると、面白いかもしれませんね。

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