■お市殿、颯爽と登場!
「リーガル・ハイ」や「コンフィデンスマンJP」で知られる古沢良太が脚本を務める「どうする家康」。ひとりの弱き少年・松平元康(松本)がさまざまな決断と失敗を繰り返す中で成長し、天下人・徳川家康になるまでを辿る。家康の母・於大の方を松嶋菜々子が、“戦国最強のレジェンド”武田信玄を阿部寛が演じる。
第4回では、今川から離反した元康が織田信長と対等な同盟を結ぶべく、清須に乗り込むエピソードが描かれた。
柴田勝家(吉原光夫)や木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉、ムロツヨシ)ら織田勢の家臣たちも本格登場したこの回。久しぶりに信長と相撲稽古をした後、元康は面をつけ薙刀を手にした小柄な武者と槍でやり合うことに。元康が追い詰めたその相手が、市だった。
長い髪を高い位置で結い上げ、「お久しゅうございます、竹殿」と見せた笑顔は輝くように美しい。元康とともに馬で林を抜けるシーンでは馬上で背筋をピンと伸ばし、見事な乗馬の腕前を披露した。
■「力さえあれば何でも手に入る」
元康に清須を案内し、低くよく響く声で「乱世とはまことに愉快な世であることよ。力さえあれば何でも手に入る。力さえあればどんなに大きな夢も描ける。ただし、男であればな」と語った市。
信長の鶴の一声で元康と結婚することになり、はしゃぐ場面も描かれたが、元康が結婚を望んでいないと勘づくと、あえて自分から「兄の言いつけとはいえ、元康殿のようなか弱き男の妻となるのはやはり嫌じゃ。この話、お断り申し上げたい」ときっぱり。そして「竹殿、申したはずです。この世は力だと。欲しいものは力で奪い取るのです」と元康の背中を押したのだった。
市が登場すると、その美貌から「お市様、美しすぎる」「北川景子さんのお市様が凛々しくてカッコいい!」といった声が視聴者からも上がり、自ら身を引いた誇り高い姿には「けなげさに惚れた」「元康との結婚にウキウキして可愛かったお市さま。それでも自分から振ったのは、元康が信長の怒りを買わないためなんだろう…切ない」といった絶賛の声が上がる人気ぶり。
Twitterでは今回も「#どうする家康」がトレンド1位になったほか、「お市の方」「北川景子」もトップ10入りするなど、高い注目度を見せつけた。
次回は2月5日(日)放送の第5回「瀬名奪還作戦」。今川氏真(溝端淳平)のもとで虐げられる瀬名(有村架純)を救い出すため元康が知恵を絞る。