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『舞いあがれ!』鶴見辰吾、“いい人”のオファーに喜び? 制作統括が荒金の人物像を明かす

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『舞いあがれ!』写真提供=NHK

 『舞いあがれ!』(NHK総合)第17週「大きな夢に向かって」より、菱崎重工の重役・荒金正人(鶴見辰吾)が登場している。

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 航空機部品の産業支援セミナーで、株式会社IWAKURAのめぐみ(永作博美)と舞(福原遥)に出会った荒金は、「複数の会社が協力して部品を作る」という舞の発言に夢を感じ、航空機の部品の試作をIWAKURAに提案する。

 荒金を演じるのは、連続テレビ小説『梅ちゃん先生』、大河ドラマ『軍師官兵衛』など、NHKの数々の作品に出演してきている鶴見辰吾。制作統括の熊野律時は、鶴見の芝居について「大きな組織の中でたくさんの経験値を積み重ねてきた人の説得力を、鶴見さんがそこに佇んでいるだけで感じさせてくれるのが素晴らしい」と称賛する。

 鶴見は、熊野が制作統括を担当した2021年放送の終戦ドラマ『しかたなかったと言うてはいかんのです』(NHK総合)に出演していたが、野心に溢れた独裁的な性格で、捕虜の実験手術を実行する外科教授の役だった。「終戦ドラマの時はかなり怖い役柄をやっていただいたので……。『今回はいい人ですね』と、喜んでやっていただけました(笑)」と鶴見とのやり取りを明かす。

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 荒金は新人の頃、舞の父親の浩太(高橋克典)と長崎の職場で一緒に働いていた。セミナーで手を挙げる舞の「岩倉」という名字に反応していることから、浩太の家族ということには気づいている様子だが、舞とめぐみにはそのことは一切話さず、航空機部品の試作を持ちかけた。

「国内トップクラスの重工メーカーに勤める人が、町工場に仕事を依頼するというのには実力を試す部分もあるので、そこを個人的に縁があるからという話にはしたくありませんでした。『あの、岩倉浩太さんの……』っていうことにピンとはきているんでしょうけど、仕事上で言うことでもないですし、実力のあるところとは仕事をするという、荒金は物腰が柔らかくありながら、同時にシビアな目線も持ち合わせている人物です」

 鶴見は、高橋について「幾度となく共演してきた同い年の信頼できる俳優仲間」とコメントしている。不思議な巡り合わせの中で、物語は浩太の夢でもある航空機部品の試作製作へと向かっていく。(渡辺彰浩)

 
   

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