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好きになってくれてありがとう!原因は自分にある。が“夢の舞台”で示した進化と感謝、そして次の景色へ

ナタリー(音楽)

好きになってくれてありがとう!原因は自分にある。が“夢の舞台”で示した進化と感謝、そして次の景色へ

原因は自分にある。が、昨日1月28日に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールでワンマンライブ「げんじぶ空間:case.5 -End of Infinity-」を開催した。

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かねてより同会場でのライブ開催を「2022年のグループの目標」と公言し、精力的な活動を行っていたげんじぶ。ライブ前日、長野凌大は自身のブログで「先輩のライブをメンバーと観に行った時、いつか、7人でここに立とうね。と約束した」と、メンバーにとってこのホールが大切な場所であることを明かしていた。7人が強い思い入れを持って臨む一夜限りのライブの目撃者になろうと足を運んだ観測者(原因は自分にある。ファンの呼称)で客席は埋め尽くされ、満員の大ホールはライブが始まる前から期待と緊張の入り混じる熱気にあふれていた。

開演時刻の18時。暗転した舞台の上に、7つの白いシルエットが浮かび上がる。複雑に段差が付けられたステージセットのあちこちに立つ彼らが1曲目に届けたのは、リリースされたばかりの3rdアルバム「無限の終わり」のラストを飾る「僕らの世界・物語」だ。メンバーと観測者が歩んできたこれまでの歩みと、未来へ向かう思いを歌い描くこの楽曲で“物語”をスタートさせた7人。その力強い歌声は無数の白い光線とともにまっすぐに広い客席へ放たれ、オーディエンスを一気に引き付ける。曲の最後に1列に並んだメンバーは、しっかりと観測者を見据えながら、握った拳を前へと突き出した。

勇壮さに満ちたオープニングを終えてピンスポットに照らされたのは、本を開く仕草を見せる小泉光咲の姿。彼が小さく「3、2、1」と言って“魔法”をかけるとステージ奥に設置された7枚のLEDパネルが“7色の扉”に姿を変え、その扉の奥にメンバーの笑顔を映し出した。2曲目の「魔法をかけて」は、ニューヨークの風景描写とともに幸せな1日の始まりを歌う楽曲。小泉がクリアなロングトーンを響かせる中で軽やかなステップを踏み、柔らかな表情で物語のプロローグを告げた彼らは、「魔法をかけて」の連作曲である「夢に唄えば」で観測者たちに挨拶。華やかなブラスサウンドに体を弾ませながらステージ両端に設置された2段構えの高台に登って愛おしそうに客席に手を振り、武藤潤は「今日は特別な日だから、たくさん踊ってここを楽しい空間にしよう!」と約束した。そんな武藤の甘い歌声に乗せて「チョコループ」へと楽曲が続くと、客席からは思わず色めき立つような歓声が。さわやかなエレクトロポップのサウンドに乗せてビタースイートな恋模様を表現しつつ、長野にバックハグをする杢代和人や弾けるようなダンスで楽しさを表現する武藤など、メンバーはそれぞれに無邪気で自由な振る舞いを見せ、観測者の一層の笑顔を誘った。

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晴々しいオープニングパートを終えてこの日最初のMCへと進むと、長野は「来ちゃったよ、パシフィコ!」と興奮のままに声を上げ、7人は「広いー!」と目を輝かせながら最上層まで広がるペンライトの光を見つめた。そして、大倉空人は「和人ひさしぶり!」と杢代に声をかける。「仮面ライダーギーツ」出演中のため、グループの活動を制限している杢代がフルでステージに立つのは、昨年7月に行われたファンクラブイベントぶりのこと。50音順で整列するため、いつも杢代の隣に並ぶ吉澤要人は「和人が横にいると気持ちいいですよ、僕! みんなもMCに和人いてくれたらうれしいですよね!」と喜びをあらわに。キレのあるトークでMC中にも存在感を発揮する杢代の姿に、大倉も思わず「7人楽しー!」と声を漏らし、長野も「パシフィコ、最高だぜー!」と突然のハイテンションを見せてメンバーと観測者の笑いを誘っていた。

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